スキンケア化粧品は化粧水、乳液、クリーム、美容液など様々な種類がありますね。
これまであまりスキンケアに興味がなく、これからスキンケアをちゃんとしようと考えている方には「何をしたらいいか分からない!」と悩まれているのではないのでしょうか。
今回は数あるスキンケア化粧品から、まず何を優先的に使うべきかを元化粧品開発者の視点からお伝えします。
結論を先にお伝えすると以下の通りです。
2位:クリーム
3位:ビタミンCが有効成分の医薬部外品
4位:マッサージクリーム
5位:日焼け止め
理由を細かくお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
使うべきアイテムの優先順位
冒頭でお伝えしたスキンケアの優先順位の理由について、それぞれお伝えしていきます。
1位 乳液、ミルクローション
私は一番最初に導入すべきスキンケアは乳液だと考えています。
全くスキンケアをしていない方は、まず乳液から使うことをオススメします。
うるおいを与える水溶性の保湿剤と、水分蒸散を防ぐ油剤(オイル)が入っていて、乳液だけでもスキンケアの必要な要素をそれなりに満たしてくれます。
洗顔直後の肌のうるおいが高いうちに、素早く、たっぷりと塗りましょう。
乳液だけでスキンケアを済ませたい場合は、気持ち多めに塗ったり、一度馴染んだ後にもう一度塗ったりするのもいいと思います。
乳液を使ったスキンケアに関して詳しくは、
この「【元化粧品開発者視点】簡単にスキンケアを始めてみたい人はまず○○を塗れ!」をぜひご覧ください。
おススメはハトムギの保湿乳液や純米乳液のしっとり乳液です。
どちらもプチプラですが、基本的にスキンケアに必要な成分はちゃんと配合されています。
そして、内容量もたっぷりあるので、ケチらずにたっぷりと使うことができます。
さらに、どちらもポンプ容器なので使いやすく、決まった量をだすことができるのもおすすめポイントです。
まずは、これらのプチプラ乳液でスキンケアを始めてみてはいかがでしょうか。
2位 クリーム
乳液の次に使っていただきたいのはクリームです。
クリームは乳液と比べて、油分量や配合されている油の固形分が多く、よりしっかりと肌の水分蒸散を防いでくれます。
秋から冬にかけては、乾燥しやすくなり、乳液の油分だけでは保湿が物足りなくなります。
乳液でのスキンケア習慣が定着してきたら、次はクリームの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
クリームのべたつきが気になるという方は目もと回りだけ、など部分使いから始めるのもいいです。
クリームはとりあえず豆乳イソフラボンシリーズのリンクルナイトクリームをおすすめします。
めちゃくちゃ人気のクリームです。
プチプラでありながら、高級感のあるテクスチャーとなっています。
高い保湿感がありながら、べたつきが抑えられていて、非常に使用感の良いクリームです。
クリームの基本性能が非常に高いので、迷ったらコレで間違いありません。
定価で1,100円ですが、Amazonなどでは800円くらいで買えてしまうのもいいですね。
Amazonで豆乳イソフラボン リンクルナイトクリームを探す。
楽天市場で豆乳イソフラボン リンクルナイトクリームを探す。豆乳イソフラボンのリンクルナイトクリームは、
この「元化粧品開発者が豆乳イソフラボン リンクルナイトクリームをレビュー」で詳しくレビューしていますので、ぜひご覧ください。
3位 ビタミンCが有効成分の医薬部外品
乳液、クリームの次はビタミンCを有効成分とする医薬部外品です。
ビタミンCは肌にとって様々な良い効果をもたらしてくれます。
乳液やクリームで基本的なスキンケアができて、さらにお肌の調子を良くしたいと思ったら、まずはビタミンCを取り入れてはいかがでしょうか。
ビタミンCをスキンケアに取り入れる際は、ビタミンCが有効成分となっている医薬部外品がおすすめです。
医薬部外品は厚生労働大臣によって製造販売が承認されたもので、化粧品とは扱いが異なります。
化粧品と医薬部外品の違いに関して詳しくは、
この「【元化粧品開発者が解説】化粧品と医薬部外品の違いとは?」をぜひご覧ください。
そして、医薬部外品の有効成分は、(美白や肌荒れを防ぐといった)効果を出すための配合原料で、しっかりと決められた量が配合されています。
なのでビタミンCが主剤となっている医薬部外品には、しっかりと効果が出る量のビタミンCが配合されていることになります。
注意していただきたいのは、パッケージにはビタミンCとは書いてないことが多いです。
「L-アスコルビン酸 2-グルコシド」の様にビタミンCの別名アスコルビン酸と書かれていますので、アスコルビン酸の表記を探してみてください。
あと、有効成分として入っているものを選んでください。
その他成分として入っているものは、原料や化粧品自体の酸化を抑えるために微量入っているだけの可能性があります。
ビタミンC配合のアイテムとしては、乳液やクリームでもいいですし、追加で美容液も良いと思います。
私自身、ビタミンC配合のスキンケアアイテムを愛用しています。
とりあえずビタミンC塗っておけば大丈夫と信じています。
美容液では、例えばメラノCCの美容液や韓国コスメのクレアス ビタミンドロップなどがおすすめです。
メラノCCはお値打ちなビタミンC配合医薬部外品として、非常に人気があります。
メラノCCの美容液に関して詳しくは、
この「【元化粧品開発者が解説】メラノCC薬用プレミアム美容液をレビューしてみた。」をぜひご覧ください。
また、クレアスのビタミンドロップは実は医薬部外品ではありませんが、ビタミンCが5%と高濃度に配合されているのおすすめしました。
メラノCCの美容液に関して詳しくは、
この「【元化粧品開発者が解説】クレアス ビタミンドロップをレビューしてみた。」をぜひご覧ください。
4位 マッサージクリーム
4位はマッサージクリームを挙げてみました。
意外なアイテムかもしれませんが、マッサージのスキンケア効果はかなり高いと思っています。
やると効果がすぐ感じられます。
顔のラインが引き締まり、印象が変わります。
そして、マッサージクリームは、そのマッサージをするときにとても大切な役割をしてくれます。
マッサージは指を肌の上で滑らすように行いますが、マッサージクリームはなめらかな指滑りと、適度に肌をとらえる助けをしてくれます。
マッサージオイルもあるのですが、オイル剤型は垂れやすいので、クリームの方が私は使いやすくていいかなと思います。
ただ、マッサージ自体が結構めんどくさいんです。
なかなか、毎日やろうとは思えないんですよね。
ですが、効果はしっかりと出るので、効果を追い求めて乳液やクリームを下手にグレードアップするくらいなら、マッサージをしっかりとやる方が、ずっと効果が期待できます。
マッサージのやり方は、資生堂のワタシプラスHPに分かりやすく載っていますので、参考にしてみてください。
クリーム自体は洗い流してしまうものなので、本当に安いもので十分です。
例えば、ちふれ マッサージクリームNでも十分です。
ちふれは化粧品の成分の配合量が公開されています。
マッサージクリームを見てみると、油分量は50%を超えていて、しっかりとマッサージクリームとしての役割を果たしているので、これで十分です。
5位 日焼け止め
5位は日焼け止めです。紫外線はお肌の大敵です。
肌トラブルの基になる酸化した皮脂を生成させたり、肌のコラーゲンを分解させたり、シミの原因になったり等、悪いことばかりします。
普段からの紫外線の曝露量で歳を重ねたときの肌状態が大きく変わります。
可能であれば、毎日日焼け止め成分が入ったスキンケア製品を使うことをオススメします。
と、言っておきながら、私は毎日はできていません。。。
紫外線散乱剤や紫外線吸収剤による日焼け止め特有のべたつきがどうしても嫌なんです。
なので、ゴルフするとき等、外に長時間いるときだけ塗っています。
皆さんも出かける際には可能な限り日焼け止めを塗りましょう。
日焼け止めは紫外線防御効果に幅があり、皆さんの生活スタイルによって適したアイテムは変わってくるかと思います。
ただ、あまりに効果の高すぎるものを選ぶと、刺激が強めな紫外線吸収剤を多量に肌に塗ることになりかねないので、おすすめしません。
そこまで外にいることが多くなければ、SPF30,PA++程度のキュレルのUV クリームで十分かと思います。
化粧水は必要ない?
スキンケアといえばまず化粧水を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし今回、スキンケアアイテムの優先順位に化粧水は入れませんでした。
化粧水の主な目的は肌にうるおいを与えることです。
ただ、洗顔直後のお肌はたっぷりの水に触れているので、意外と潤っています。
洗顔直後に大切なのはうるおいを与えるよりも、うるおいを逃がさないようにすることだと私は考えています。
なので、うるおいを閉じ込めるための油分を配合した乳液やクリームを化粧水よりもおすすめしています。
また、乳液には化粧水にも配合される水溶性の保湿剤も入っているので、化粧水に近い働きもしてくれるので、やはり化粧水よりも乳液をたっぷり使うべきだと考えています。
まとめ
今回はスキンケア化粧品の優先順位と各アイテムのおすすめを紹介しました。
色々と書きましたが、とりあえずは乳液を塗ってみてください。
そして、まずはプチプラアイテムをいろいろと試してみてスキンケアの楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。
化粧品は嗜好品に近いものでもあるので、自分の好みを優先して、使うこと自体を楽しんでいただきたいです。
この記事で少しでも皆さんがスキンケアに興味を持っていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。