こんにちは。kazunariです。
パナソニックのレコーダー「ディーガ」の特徴的な機能のひとつにチャンネル録画があります。
指定したチャンネルの全番組を録画してくれるため、番組を見逃すことがなくなり、大変便利です。
ただ、チャンネル録画があれば、通常の録画機能って意味なくない?
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが実際は、全然そういうわけではありません。
チャンネル録画と通常録画にはいろいろと違いがあって、それぞれ使いどころが違います。
そこで、今回はそれぞれの録画機能の違いについて、詳しくお伝えします。
この記事で、より効率的にディーガを使いこなせ、テレビを楽しめるようになると思います。
ぜひ最後までご覧ください。
チャンネル録画でほぼ全チャンネルを録画できる
チャンネル録画は、指定したチャンネルの番組をすべて録画し続ける機能です。
チャンネル録画機能が付いたディーガのことを、全自動ディーガと呼びます。
新しい番組がどんどん追加されていくので、録画された番組は古いものから順に上書きされていきます。
古い録画番組を残せる期間は、レコーダーのHDD容量と録画の画質によって変わります。
我が家のエントリーモデルの2TBのディーガ(DMR-2X200)で、中程度の画質でも10日ほどは保存されています。
10日も残ってくれていれば十分だと思います。
全自動ディーガに関して詳しくは、
この「【レビュー】全自動ディーガは「スマホ連携」と「全録」が最強機能だった!」も是非ご覧ください。
チャンネル録画は、指定チャンネルの番組を全て録画してくれますが、すべてのチャンネルを録画できるとは限りません。
録画できるチャンネル数は、レコーダーに搭載されているチューナー数で変わります。
エントリーモデルでも、チャンネル録画用のチューナーは4つ搭載されています。
ですので、最低4チャンネルは同時に24時間、毎日録画を行えます。
ただし、全チャンネルをチャンネル録画したい場合、4チューナーだけでは当然足りません。
ですので、よりチューナー数の多い、上位モデルを購入する必要があります。
ただし、その分価格がかなり上がるので、注意が必要です。
上位モデルは余裕で10万円を超えてくるので、全番組録画は結構ハードルが高いです。
全自動ディーガの選び方に関して詳しくは、
この「【【失敗させない!】迷ったら全自動ディーガはこれを選べ!!」も是非ご覧ください。
チャンネル録画でできる事
チャンネル録画機能で、以下のことも可能になります。
- チャンネル録画番組を保存できる。
- 宅外でも視聴できる。
- 放送中の番組を追っかけ視聴できる。
どれも全自動ディーガを使いこなす上で、重要な機能です。
それぞれについて、詳しくお伝えします。
チャンネル録画番組を保存できる
チャンネル録画した番組は放っておくと新しい番組に上書きされてしまいますが、消されない様に保存しておくことができます。
「ワンタッチ保存」機能で、その名の通りボタン一つ、ワンタッチで保存可能です。
これでお気に入りの録画番組を取っておくことが可能です。
この保存操作でチャンネル録画の番組は、通常録画の番組と同じところに保存されます。
また、この保存操作はアプリ「どこでもディーガ」を使うことで、宅外からも可能です。
この宅外からの操作は意外と役に立ちます。
例えば、外出時にネットなどで、見逃した番組が話題になっていると、チャンネル録画した番組であれば、その場で保存操作できます。
この機能のおかげで、後で見ようと思ったときに、保存を忘れて上書きされることがなくなります。
アプリのおかげで、いつでもどこでも保存操作ができて便利です。
やろうと思ったときにやらないと、すぐ忘れてしまいますからね。
どこでもディーガに関して詳しくは、
この「【1年使ってみた】どこでもディーガとは?良かった点と微妙だった点を徹底解説」
も是非ご覧ください。
宅外でも視聴ができる
チャンネル録画した番組は「どこでもディーガ」で視聴可能です。
ただし、この場合パケット通信で視聴することになります。
通信量を気にする方は、後でお伝えする持ち出し機能を使う方法がおすすめです。
また、この際の視聴速度は通常の速度と1.3倍と0.8倍速のみの選択が可能です。
持ち出し機能で番組を持ち出せば、0.8倍から2.0倍速まで選択が可能となります。
持ち出し機能の方が便利なので、宅外視聴は補助的に使うのがおすすめです。
放送中の番組を追っかけ視聴できる
個人的にはこの機能が一番役に立っています。
現在放送中の番組でチャンネル録画をしていると、録画中に頭から視聴可能です。
例えば、19時から放送開始の番組を、19時15分の時点で最初から追っかけて視聴できます。
この時は、1.3倍速で視聴できますし、CMもスキップできます。
ですので、ほぼ生で現在の番組を非常に効率的に視聴することが可能です。
この追っかけ視聴がクセになります。CMのストレスから解放されますよ。
通常録画とチャンネル録画の違いは?
チャンネル録画と通常録画の大きな違いは、以下の通りです。
チャンネル録画:チャンネルの番組をまるごと録画する。
通常録画:番組を選んで録画する。
これだけ見ると、通常録画はもう必要ないのでは?と思われるかもしれません。
しかし、通常録画とチャンネル録画には上記外にも大きな違いがあります。
それは、番組持ち出し時の高速転送ができるか、できないか、という点です。
アプリ「どこでもディーガ」でスマホなどに録画番組を転送すること。転送した録画番組は、スマホなどでパケット通信せずに視聴が可能。
高速転送はその名の通り、スマホなどに番組を転送する際に、より速く転送できる機能です。
この高速転送を行うには、録画番組を事前に持ち出し処理しておく必要があります。
持ち出し処理とは、録画番組を持ち出す際に、アプリで再生できるように録画ファイルをサイズダウンする処理です。
通常録画の場合、上記の様に録画番組選択の時点で、持ち出し処理の設定が可能です。
これによって、録画した時点で一緒に持ち出し処理も行います。
そのため、高速転送が可能となります。
一方で、チャンネル録画では持ち出し処理設定ができません。
そのため、番組をスマホに持ち出す際に、持ち出し処理を始めるため、転送に時間が掛かってしまいます。
この高速転送の有無で、レコーダーからスマホ等への番組の転送時間が大きく異なります。
試しに30分番組の転送時間を、高速転送のありなしで比較してみました。
高速転送あり:1分10秒
高速転送なし:7分35秒
思った以上に転送時間に差が出ました。
1時間番組だと、さらに差が開きます。
普段は高速転送しか利用しませんが、高速転送しないとこんなに時間かかるんですね。初めて知りました。
頻繁に録画番組を持ち出して視聴する方は、高速転送はマストな機能です。
そのため、高速転送できる通常録画も重要なんです。
それぞれの録画機能の使い分け方
先ほどお伝えした通り、通常録画とチャンネル録画は、機能面で違いがあります。
そのため、私はそれぞれの録画機能を以下の様に使い分けています。
通常録画:絶対見たい番組
チャンネル録画:時々見る番組や、特番、話題になった番組
基本的に絶対見たい番組は、すべて通常録画しています。
なぜなら、私は主にタブレットに番組を持ち出して、通勤電車の中で視聴するからです。
毎日それなりの量の番組を持ち出しています。
ですので、高速転送はなくてはならない機能です。
高速転送が無くては、大量の番組の持ち出しは時間がかかってしょうがないです。
特に通勤前の時間のない朝に持ち出し処理を行うので、高速転送必須です。
また、自宅で見る場合にも、通常録画の方が使い勝手がいいです。
なぜなら、通常録画の方が見たい録画番組へのアクセスが容易です。
通常録画であれば、録画した番組が番組ごとにリスト化されています。
同じ番組が3週分録画してあっても、1つの番組名でまとめられます。
そのため、簡単に見たい番組にたどり着けます。
一方で、チャンネル録画は、指定したチャンネルを全て録画してあるため、見たい番組へのアクセスが若干面倒です。
番組表から見たい番組を探す感じになるので、曜日や時間帯を選択するのがめんどいです。
ですので、普段からよく見る番組は、やはり通常録画の方が便利です。
しかし、チャンネル録画は、とにかく全番組を録画してくれるので、これはこれで使えます。
例えば、特番などのイレギュラーな番組や、放送後に話題となった番組を見逃さないための利用が便利です。
この使い方で、かなり効率的に番組が見られますし、見逃しもほぼなくせます。
それぞれのおすすめの使い方をまとめると、以下の通りです。
・使い勝ってがいいので、よく見る番組は通常録画一択。
・チャンネル録画は、特番などのイレギュラーな番組の見逃し防止に使う。
まとめ
チャンネル録画と通常録画の違いについてまとめました。
高速転送設定をはじめ、両者には様々な違いがあります。
それぞれの用途で使い分けることで、より効率的にテレビを楽しむことができます。
この記事を参考に、皆さんの一番いい全自動ディーガの活用方法ができれば幸いです。
別記事でディーガができることや特徴についてもまとめています。
こちらもご参照ください。
ディーガのまとめに関して詳しくは、
この「パナソニックのブルーレイレコーダー ディーガの特徴まとめてみた。」も是非ご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。