今回はアットコスメで2026年上半期新作総合大賞を獲得した化粧水
d プログラム モイストケア ローション EX
を徹底解析します。

結論から言うと、
敏感肌の方の肌環境を整え、心地よく使い続けられる高保湿化粧水
といえる1本です。
この詳細をお伝えしていきますので、最後までご覧ください。
d プログラム モイストケア ローション EXのキホン

まずは、製品の基本的な特徴から見ていきましょう。
基本情報
- 分類:医薬部外品(化粧水)
- 発売日:2025年10月
- 内容量・価格:125ml・3,300円

2025年にリニューアルして、実は少し値下げされています。
特徴:敏感肌向け設計
d プログラムと言えば、資生堂の敏感肌向けのラインになります。

その特徴として、資生堂は#10の約束というものを掲げています。
- 厳選成分のみを配合
- 敏感肌パッチテスト済み
- 感覚刺激性テスト済み
- アレルギーテスト済み
- ニキビのもとになりにくい処方
- パラベンフリー
- アルコールフリー
- 無香料
- 無着色
- 厳しい衛生基準で製造
この中でも、面白いとおもったのが、”厳選成分のみを配合”です。
資生堂は敏感肌向けに採用基準を引き上げ、敏感肌用原料というものを決めています。
これによって、資生堂が採用している原料のうち1/5しか使えないようになっており、基準の厳しさが分かります。

私が勤めていたメーカーでは、こういった考えはなかったので、非常にまじめな取り組みをしていると思いました。
メディアの高い評価

d プログラム モイストケア ローション EXは、リニューアル後に複数のベストコスメを受賞するなど、美容のプロや美容メディアから高い評価を受けています。
肌荒れ予防と高い保湿力を両立した処方や、敏感肌でも使いやすい使用感が評価され、多くの支持を集めています。

特にアットコスメの上半期新作コスメの総合大賞はすごいですね。
使い方

使い方は一般的な化粧水と大きく変わらず、洗顔後に使います。
- 洗顔後、手のひらに500円硬貨大を出す。
- 顔全体に優しくなじませる。

肌への刺激を考慮して、コットンではなく手での使用を推奨しているようです。
成分解析

では、注目の配合成分を詳しく見ていきます。
以下が、全成分表示です。
トラネキサム酸*、グリチルリチン酸ジカリウム*、キシリット、酵母エキス(3)、アルテロモナス発酵エキス、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、ワセリン、ヨモギエキス(2)、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、精製水、濃グリセリン、1,3-ブチレングリコール、1,3-プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール20000、ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、カルボキシビニルポリマー、メタリン酸ナトリウム、エリスリトール、ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル、ピロ亜硫酸ナトリウム、D-グルタミン酸、イザヨイバラエキス、フェノキシエタノール
*は「有効成分」、無表示は「その他の成分」
大まかな構成としては、有効成分と保湿剤がメイン成分で、界面活性剤やオイル、エキス、増粘剤、さらに防腐剤などの安定化剤が少々、という感じになっています。
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
2つの有効成分で肌荒れケアに対応

この化粧水は医薬部外品なので、有効成分が配合されています。
有効成分は効果がちゃんと発揮する量を配合されているので、とても頼りがいがあります。
この化粧水に配合されている有効成分は、
- トラネキサム酸
- グリチルリチン酸ジカリウム
の2つです。
トラネキサム酸は、肌の炎症を引き起こす物質の働きを抑え、肌荒れや赤みを防ぐ有効成分です。
また、メラニン生成を促す炎症シグナルも抑えるため、美白有効成分としても使われています。
一方、グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草(カンゾウ)由来の有効成分で、肌の炎症を穏やかに抑え、肌荒れやニキビ、赤みを防ぎます。
刺激を受けやすい敏感肌向け化粧品にもよく配合されています。
これら2つの抗炎症成分は作用メカニズムが異なるので、それぞれが補い合って炎症を抑えてくれます。

2つの成分で複合的に肌荒れケアできるので、有効な組み合わせと言えますね。
発酵エキスで美肌菌もケア

モイストケア ローション EXのウリとして、以下の2種類の発酵エキスが配合されています。
- 酵母エキス(3)
- アルテロモナス発酵エキス
酵母エキス(3)とアルテロモナス発酵エキスは、「美肌菌(肌の常在菌)が過ごしやすい肌環境をサポートする」ことが期待される発酵由来成分です。
肌のうるおいを保ち、バリア機能を整えることで、美肌菌がバランスよく存在しやすい環境づくりを助けます。
その結果、乾燥や肌荒れが起こりにくい健やかな肌へ導くことが期待されています。

最近は肌の常在菌に注目した製品や研究をよく目にするようになってきたので、ひとつのトレンドかもしれないですね。
ちょっと変わった成分たちが保湿力を高めている
有効成分や発酵エキスに目が行きがちですが、それ以外の成分も地味に活躍してくれています。
私が気になったのは、以下の成分です。
- アクアインプール
- リン脂質ポリマー
- ワセリン
それぞれの役割を簡単に説明します。
アクアインプールが保湿成分を浸透させる

まず、アクアインプールは資生堂独自の保湿成分で、以下の2つの成分の事を言います。
- ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル
- ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル
このアクアインプールは、水にも油にもなじみやすい性質を持っています。
この性質のおかげで保湿成分を角層へ届けやすくし、肌のうるおいを持続させる役割を担っています。
リン脂質ポリマーがうるおいを抱え込む

もう一つのリン脂質ポリマーは、細胞膜にも存在するリン脂質を応用した保湿成分です。
成分名は、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液と、かなり長いので、よくリン脂質ポリマーと呼ばれています。

リピジュアという製品名もあり、美容マニアの中では結構知られてきているようです。
肌との親和性が高く、肌表面にうるおいの膜を形成することで、水分を抱え込みながら乾燥を防いでくれます。

高級な成分ですがその分高機能なので、私も良く使っていました。
ワセリンがうるおいの蒸発を防ぐ

最後のワセリンは、肌表面に薄い保護膜をつくり、水分の蒸発を防ぐオイル成分です。
オイルなので乳液やクリームなどへの配合は一般的ですが、化粧水では珍しいです。
化粧水へはそんなに多くは配合できませんが、少量でも保湿力をしっかり高めてくれます。
それぞれの役割
以上の成分から、この化粧水の保湿設計は単に保湿剤を多く配合した処方ではありません。
- アクアインプールが保湿成分を角層へ届けやすくし、
- リン脂質ポリマーが水分を保持し、
- ワセリンが水分の蒸発を防ぐ。
つまり、それぞれが異なる役割を担うことで、
「届ける → 保持する → 逃がさない」という保湿の流れを完成させているのが、この化粧水の特徴です。

ちゃんと保湿のことを考えて設計されているな、と思いました。
成分解析まとめ
d プログラム モイストケア ローション EXの成分解析をした結果、以下の結論となりました。
単に保湿成分をたっぷり配合した化粧水ではなく「肌荒れを防ぐ」「肌環境を整える」「しっかりと潤う」という3つの要素に着目した処方設計が特徴です。
肌荒れ防止有効成分のトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムで炎症を防ぎながら、美肌菌に着目した発酵エキスが肌環境を整えます。
さらに、ワセリンやリン脂質ポリマー、アクアインプールなどの成分が角層にうるおいを抱え込むことで、乾燥しにくい肌へ導く設計になっています。
そのため単なる敏感肌向け処方ではなく、肌荒れを繰り返しにくい健やかな肌づくりをサポートする処方といえるでしょう。

しっかりと考えられた処方で、人気が出るのも納得です。
使用感レビュー
実際に使ってみて、使用感を確認していきます。

粘度が少しあり、とろみが感じられます。

とろみがあるため肌あたりが良く、肌への刺激が抑えられています。
無香料ですが原料臭はなく、違和感なく使えます。

なじませていると、徐々にうるおいで肌が満たされていく感じがします。
とろみがありましたがベタっとなじむ感じはなく、すーっと自然に肌馴染んでいきます。

資生堂のウリとしている”アクアインプール”が効いているようです。

馴染みきると、かなりしっとりとした仕上がりになります。
また、ワセリンやリン脂質ポリマー由来と思われる、上品な保護膜のような感触もあります。

うるおいの膜がしっかりと肌を守ってくれる安心感が心地良いです。
この保護膜のおかげかしっとり感の持続力もあり、いつまでも肌がしっとりしていました。
モイストケアという名前の通り、保湿力に優れた化粧水だと実感できました。
総合評価

d プログラム モイストケア ローション EXの解析結果をまとめます。
良い点と気になる点
・肌リスクを抑えつつ、多角的にスキンケアできる処方設計。
・上品な使用感で心地よく使える。
・リニューアルしたのに値下げされている。
まず、良い点としては処方設計です。
2種類の肌荒れ防止有効成分に加え、美肌菌に着目した発酵エキスや、保湿力を高める成分をバランスよく配合。
敏感肌への配慮をしながら、しっかりとスキンケアできる完成度の高い処方です。
また、べたつきを抑えつつ、しっかりとうるおいで守られる使用感は非常に心地良く、毎日のスキンケアでもストレスなく使えます。
さらに、近年の物価高の中、リニューアルされているにもかかわらず、値下げされていることも見逃せません。

d プログラムのラインナップが少なくなったので、その分価格を抑えることに成功したのかもしれません。
・内容量は少な目で、コスパは低め。
・香りを楽しみたい人には物足りないかも。
気になった点もご紹介します。
まず、内容量が125mLと化粧水の中ではちょっと少ない印象です。
リニューアルで値下げされていますが、それでもちょっとコスパは低いかなと感じています。
また、敏感肌向けで無香料なので、香りを楽しみたい方にはちょっと物足らなさを感じるかもしれません。

香りはスキンケアの楽しさやリラックス効果など、いろいろな効果があるので意外と重要な要素なんです。
おすすめしたい方
成分解析や使用感レビューを通して、以下の方にこの美容液はおススメだと思いました。
・敏感肌向けの高保湿化粧水を探している方。
・肌荒れ予防だけでなく、肌環境も整えたい方。
2種類の肌荒れ防止有効成分を配合しており、季節の変わり目やストレスなどで肌がゆらぎやすい方に向いています。
また、敏感肌向けに作られつつしっかりとうるおう使用感で、乾燥が気になる敏感肌でも使いやすい処方です。
さらに、美肌菌に着目した発酵エキスを配合しており、肌を健やかな状態に整えたい方にも適しています。

敏感肌向けのラインですが、より多くの方にも使っていただける1本に仕上がっていると思います。
結論

まとめとして、d プログラム モイストケア ローション EXは、
敏感肌の方の肌環境を整え、心地よく使い続けられる高保湿化粧水
になっていると結論付けました。

特になじみ後のうるおいに満たされる仕上がり感は、心地よいので一度体感していただきたいです。
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