こんにちは、kazunariです。
太陽光発電を導入するときの一番の不安点は、「実際ちゃんと発電してくれるのか」というところではないでしょうか。
検討段階でシミュレーションすることで、発電量の予想をすることは出来ます。
ただ、予想はあくまでも予想なので、シミュレーション結果と実際はどの程度の乖離があるのかも気になるところです。
私も発電量に関しては、非常に気になっていて、導入直後はたびたび発電量を確認していました。
そこで、現在、太陽光発電の検討をしている方、発電量に不安を抱えている方に向けて、我が家の実際の発電量とシミュレーションの比較結果をお伝えしたいと思います。
この記事で、実際の太陽光発電の発電量のイメージと、シミュレーション精度が理解できるようになると思います。
ぜひ最後までお読みください。
また、太陽光発電の5年経過時の感想もまとめています。
太陽光発電の5年経過時の感想に関して詳しくは、
この「【5年経過レポ】太陽光発電で感じたメリット・デメリット」も是非ご覧ください。
我が家の京セラ太陽光発電
上の写真は建築時に撮影した我が家の太陽光パネルです。
載せられるだけ載せてもらったら、かなりの枚数になりました。
実際に目の当たりにすると圧巻でした。
太陽光パネル
我が家に設置してある太陽光パネルの詳細は以下の通りです。
- パネルメーカー:京セラ
- パネル名:ECONOROOTS-TypeR
- 太陽電池容量:10.11kW
- 設置パネル枚数:48枚
- パネル型番:KJ220P-3MRCG 42枚+KJ145P-3MRCG 6枚
- 設置費用:約250万円
太陽電池容量を10kW以上にしたので、非住宅用となり、売電価格は下がりますが、20年間の固定買い取りとなります。
余剰買取を選択したので、すべてを売電に回しているわけではありません。
10年くらいで設置費用を回収できればと考えています。
ちなみに太陽光パネルのメーカーは京セラですが、これは工務店の指定だったので、選択の余地はありませんでした。
本当はもっといろんなパネルメーカーを比較検討したかったです。。。
設置条件
パネルを設置している我が家の屋根の状況は以下の通りです。
- 屋根形状:片流れ
- 屋根勾配:3寸
- 屋根の向き:南
- 屋根面積:75.17平方メートル
- 設置地域:東海地方
家の周りに太陽光を遮る建物は特にありません。
家を建てる際に、太陽光発電は私の中でマストな設備だったので、なるべく発電効率の良い条件の土地を探し、屋根の形状を決めました。
シミュレーション結果
以上の条件でシミュレーションをした結果が下の通りです。
シミュレーションは京セラのHPで1分程度できてしまいます。
住まいの地域や屋根の向き、発電システムの容量などを選択するだけで簡単に詳細なシミュレーション結果が出てきます。
他のパネルメーカーでも同様のシミュレーションがあるので、気になるメーカーのシミュレーションを同条件で行って、メーカー間の比較をするのもいいですね。
基本的に日照時間の長い春から夏にかけて発電量が高く、秋、冬は低めになります。
6月も梅雨の影響で低めになります。
夏の方が日照時間が長いのに発電量がそこまで多くないのは、気温が高いとパネルの発電効率が落ちてしまうためです。
年間の予測発電量は11,278kWhでした。
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では、得られたシミュレーション結果はどれほどの精度だったのでしょうか。
シミュレーション結果と、月別の発電量、年別の発電量の実績値で比較してみます。
月間発電量
直近一年(昨年の6月から今年の5月まで)の年間の発電量とシミュレーションを比較してみました。
結果を下のグラフにまとめました。
青いグラフがシミュレーション(sim)、オレンジ色が各月の発電実績のグラフです。
各月の勝敗をまとめました。
シミュレーションと実績値を比較すると10勝2敗でした。
当然天候に左右されるものですが、シミュレーションと比較して大きく負け越すことは少なそうですね。
そして、どの月もシミュレーションとそこまで大きな差はない印象です。
年間発電量
では、次に過去4年間の年間発電量とシミュレーションの比較をまとめました。
青いグラフが年間シミュレーション、オレンジが各年の発電実績です。
今のところ4勝0敗で勝ち越していますね。
ただ、数百kWh程度の僅差なので天候によっては負けてしまうことも十分あり得そうです。
4年間の発電量を見比べてみると、今のところ設備の劣化による発電量の低下はなさそうです。
驚きなのは、やはりシミュレーションの値が実際の発電量とかなり近いことです。
結構シミュレーションの精度が高いので、これから太陽光発電を導入される方は、十分参考にできる情報だと思います。
太陽光発電で失敗しないために
実際の太陽光発電は、意外とシミュレーションを上回る結果となりました。
このおかげで、太陽光発電の設置費用の回収期間が短く見積もれます。
ただ、設置費用の回収期間を短くする方法として、最もシンプルで手っ取り早いのが初期の設置費用を抑えることです。
いくらシミュレーション結果より多少発電量が多くても、初期費用で数十万円から100万円ほど変わるのであれば、後者が有効なのは明らかです。
初期費用を抑えるためには、見積もりの比較が重要です。
太陽光発電は同じ条件でも、会社によって見積もりに数十万円ほどの差が出たりすることもあります。
ですので、太陽光発電の検討時には複数社からの見積もりを絶対にとりましょう。
見積もりは無料で行える比較サイトが便利です。
私はハウスメーカーによって指定されて、比較ができませんでした。
ちょっと失敗したなと思っています。
気軽に見積もり依頼して、失敗のない太陽光発電の導入をしましょう。
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今回は我が家の太陽光発電のシミュレーション結果と発電実績を比較してみました。
うれしいことにトータルでは若干シミュレーションを上回る発電量となりました。
ただ、意外とシミュレーションの値も近く、シミュレーションの精度はかなり高いものだということが分かります。
これから太陽光発電を導入しようと検討していて、発電がしっかりとされるか不安に感じる、どれくらいのパネルを載せるべきか悩んでいる、という方はぜひシミュレーションを活用されると有益な検討ができると思います。
また、その他の検討時の見落としがちな注意点もまとめています。
太陽光発電の検討時に見落としがちな注意点に関して詳しくは、
この「【後悔しないために】太陽光発電検討時に見落としがちな注意点」も是非ご覧ください。
今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。