こんにちは。kazunariです。
スタンスミスがお気に入りのスニーカーで、こまめに洗ったりしながら大切に履いてきました。
しかし、ずっと履き続けていると、どうしてもかかと側のソールが削れ穴が開いてしまいます。
横から見ても、削れ具合がよく分かります。
このまま履き続けていたら、かかとから崩壊してしまいそうです。
修理屋で直してもらう方法もあるようですが、それなりに費用も掛かりそうなので、自分で直すことにしました。
やってみると意外と簡単で面白かったので、記事にしてみました。
同じようにスニーカーのソールを直したいと思っている方は是非参考にしてみてください。
スタンスミスの洗い方についてもまとめています。
スタンスミスの洗い方に関して詳しくは、
この「【洗い方解説】メルカリの中古スタンスミスを洗って甦らせてみた!!」も是非ご覧ください。
修理に用意したもの
修理にはセメダインのシューズドクターNを使いました。
ポリウレタン樹脂のパテで靴底の補修が可能です。
ブラック、ブラウン、ホワイトの3色展開です。
今回はクリーム色のソールなので、ホワイトを使っています。
セットには補修剤のほかにヘラ、紙やすり、ポリ板が含まれています。
それ以外には以下のものを用意しました。
- マスキングテープ
- ウエットティッシュ
- 洗濯ばさみ
- はさみ
どれも簡単に揃うものなので、手軽にチャレンジできます。
かかとの修理方法
実際にやってみた方法を写真とともに説明します。
補修準備
補修作業をする前には、補修する部分をウエットティッシュで拭いてきれいにします。
補修剤の接着性を高めるためです。
必要に応じて同梱されている紙やすりでソールの表面を整えますが、そこまで荒れてないので今回はやりませんでした。
続いて、プラ板をかかと周りにマスキングテープで貼り付けていきます。
プラ板はツルツルとザラザラの面があり、ツルツル面を内側にします。
プラ板の高さ方向の位置は、底がすり減っていないところを基準にして貼り付けます。
この高さが補修剤の厚みになるので、少し慎重に貼り付けました。
プラ板を貼り付けたら補修剤を塗っていきますが、その前にスニーカーを洗濯ばさみで挟んでおきます。
こうすることで、補修剤を塗った後に裏向きに安定して置くことができます。
補修剤の塗布
では、補修剤を使っていきます。
補修剤はチューブから直接塗っていきます。
パテは思った以上に粘度があり、チューブから押し出すのに力が必要でした。
ありがちな溶剤臭は一切しないので、屋内の作業も問題ありませんでした。
どんどん補修剤を出していきます。
粘度が高く垂れ落ちないため、思った以上に作業はしやすいです。
こんな感じになりました。
この時点できれいに整える必要はなく、少し多いかなと思うくらい出しておいた方が良いです。
補修剤を十分載せたら、へらで余分な補修剤を取り除きつつ、表面を均していきます。
へらで整えたらこのような感じになりました。
それっぽくなってきました。
もう片方も同じ作業を行い、乾燥させます。
乾燥は通常約24時間行いますが、冬場の作業だったので念のため36時間ほど乾燥させました。
乾燥させたら、プラ板をはずしていきます。
外したプラ板には少し補修剤が付きますが、きれいにはがせるので再度使用可能です。
しっかりと固まってくれました。
乾燥後の微修正
このまま作業を終了させてもいいですが、少し微修正しました。
補修剤とソールの間に少し隙間が見られたので、再度補修剤を塗って埋めてみました。
再度24時間ほど乾燥させました。
乾燥後にはみ出たりした余分な補修剤が気になったので、ハサミで切り取っていきました。
最初はカッターナイフで形を整えようとしましたが、補修剤が想像以上に弾力と強度があり断念しました。
これで完成としました。
後ろから見るとこのような感じです。
ソールと補修剤の色味が異なりますが、これはこれでオリジナリティがあって私は気に入っています。
やってみた感想と注意点
シューズドクターNを使ってソールを補修してみた感想は以下の通りです。
・補修剤が垂れたりしないので、失敗しにくく簡単で作業が楽しい。
・1,000円以下で修理できて経済的。
・自分で直したスニーカーに愛着がわく。
最初は補修剤をうまく塗れるか不安でしたが、しっかりと粘度があったので簡単に塗れました。
また、この補修作業が意外と楽しく、またソールがダメになった靴があればやってみたいと思いました。
店などで修理を依頼すると数千円かかるところ、1,000円以内で済むコスパの高さも魅力です。
さらに、直したスニーカーはオリジナリティが出て、これまで以上に愛着がわきます。
お気に入りの靴を手軽に直せて、さらに愛着がわくので挑戦してよかったです。
良いことだらけのシューズドクターNですが、補修中に感じた注意点も併せてお伝えします。
・補修剤を塗るときは隙間ができないようにする。
・もともとのソールの色とは異なる。
補修剤は粘度があり塗りやすいのですが、その分補修剤の中に隙間ができやすいです。
塗っている時から、隙間ができないように注意する必要があります。
私は隙間を作ってしまったので、乾燥後に再度補修剤で穴埋めしておきました。
また、補修剤はブラック、ブラウン、ホワイトの3色展開なので、ソールに近い色味が選べますが、全く同じ色にするのは難しいと思います。
そのため、補修したことは割と分かりやすくなってしまいます。
好みによっては気になるかもしれませんが、私はこのソールの色違いもオリジナリティがあって好きでした。
まとめ
削れてしまったスニーカーのかかとをシューズドクターNを使って自分で直してみました。
自分で修理すれば経済的で、より長くお気に入りのスニーカーを履き続けられます。
思った以上に簡単で、楽しくできるのでちょっとした気晴らし感覚で取り組めるのも良い点でした。
意外と達成感もあるので、ぜひ皆さんにも挑戦してみて欲しいと思いました。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。