今回はカナダ発の大人気ブランド The Ordinary(ジ オーディナリー)の代表的な美容液
N10+Z1 フェイスセラム
を徹底解析します。

結論から言うと、
圧倒的な高濃度成分を、信じられないほどの低価格で提供する、脂性肌・毛穴悩みのスペシャリスト
といえる1本です。
この詳細をお伝えしていきますので、最後までご覧ください。
N10+Z1 フェイスセラムのキホン

まずは、製品の基本的な特徴から見ていきましょう。
基本情報
- 分類:化粧品(美容液)
- 発売日:2024年5月
- 内容量・価格:30ml・1,100円 / 60ml・1,980円 / 120ml・3,740円

基本的に低価格設計ですが、お試しサイズがあって気軽に使えるのが良いですね。
特徴:美容成分を高配合

オーディナリーでは、特定の美容成分を高配合したアイテムを多く取り揃えています。
その中でN10+Z1 フェイスセラムは、ナイアシンアミドを10%、亜鉛成分を1%配合しています。

名前の由来は、ナイアシンアミド10%のN10と、亜鉛(Zinc)1%のZ1ってことですね。
それぞれの成分の特徴は、後ほど詳しくお伝えします。
受賞歴

N10+Z1フェイスセラムは、非常に多くの受賞歴があります。

思っていた以上に、受賞実績がありちょっと驚きました。
使い方

N10+Z1 フェイスセラムは、化粧水の後に使用します。
朝晩の使用が推奨されていますが、メイク品との相性によっては朝の使用量は抑えた方が良いです。

美容成分が高濃度で配合されていると、他の化粧品との相性が大事になってきます。
成分解析

では、注目の配合成分を詳しく見ていきます。
以下が、全成分表示です。
水、ナイアシンアミド、ペンチレングリコール、PCA亜鉛、ジメチルイソソルバイド、エトキシジグリコール、イソセテス-20、キサンタンガム、タマリンドガム、フェノキシエタノール、クロルフェネシン
大まかな構成としては、美容成分や保湿剤がメイン成分で、そこに増粘剤でとろみを増して、防腐剤などの安定化剤が少々、という感じになっています。
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
ナイアシンアミド10%は超高濃度

このフェイスセラムの最も大きな特徴が、高濃度のナイアシンアミドです。
ナイアシンアミドはここ数年、爆発的に配合されるようになった成分で、以下の様な効果が確認されています。
- コラーゲン産生促進によるシワ改善効果
- メラニン生成抑制による美白効果
- セラミド合成促進による保湿機能改善
特に医薬部外品の美白やシワ改善のための有効成分として配合されることが多く、美容成分としての知名度はかなり高くなっています。
そんなナイアシンアミドの配合濃度は10%となっていますが、これは他の製品と比べて相当高い濃度です。

医薬部外品の有効成分として配合されても数%程度なので、10%がいかに高濃度か分かります。
ナイアシンアミドを効率的に取り入れるには、ピッタリな処方設計になっています。
ナイアシンアミドについて詳しくは、
この「【迷ったらコレだ!】スキンケアの革命成分「ナイアシンアミド」を元化粧品開発者が解説。」も是非ご覧ください。
亜鉛は1%だが、これも相当な高濃度

もうひとつの特徴成分がPCA亜鉛です。
PCA亜鉛にも様々な効果が確認されています。
- 皮脂の分泌抑制
- 殺菌効果
- 抗炎症作用
これら効果も肌を健やかに保つために、非常に役に立ちます。
特に皮脂の分泌抑制効果はナイアシンアミドにもあり、PCA亜鉛と組み合わせることで大きな効果が期待されます。
そして、PCA亜鉛は名前の通り1%配合されています。
ナイアシンアミドの10%と比べると少なく感じるかもしれませんが、PCA亜鉛のようなミネラル系の美容成分としては1%はかなり高濃度の部類です。

ナイアシンアミドに隠れがちですが、この亜鉛もかなり有用な成分です。
ナイアシンアミドと亜鉛以外の特徴はほとんどない
ナイアシンアミドと亜鉛の高濃度配合がウリですが、それ以外の特徴はほぼありません。
ただ、これが悪いとは私は思いません。
なぜなら、ナイアシンアミドと亜鉛に特化して他はシンプルにすることで、肌への刺激リスクが抑えられるからです。
もともとナイアシンアミドと亜鉛が高濃度で配合されているので、少し肌への刺激リスクは高めです。
そんな中、他にもいろいろと成分を配合すると、刺激リスクはさらに高くなってしまいます。
そのため、美容成分を高濃度で配合する化粧品は、シンプルな処方設計が良いと私は考えています。
使用感レビュー
実際に使ってみて、使用感を確認していきます。

外観は透明で、とろみの強いジェルのような質感です。
スポイトで吸い上げると糸を引くような粘性があります。

とろみがしっかりとあるので、すーっと肌の上を伸びていきます。
伸びがとても良いので、肌全体になじませやすかったです。
香料は入っていないので、ペンチレングリコールなどの基剤臭が少し気になりました。

なじませていくと適度なタイミングでなじみ、ベタつきなどの不快な使用感もありませんでした。
しっとり感もそこそこあります。

なじみきるとしっとり感はだいぶ収まり、しっとりよりサラッと感が出てきます。
ただ、ナイアシンアミドなどの高濃度成分のテクスチャーが出てきて、少しきしむ印象がありました。
また、馴染んだ後は少しヒリヒリとした刺激感があり、少し肌への負担が気になりました。

刺激感は個人差があるようで、私は感じられましたが、妻は特に気にならなかったようです。
総合評価

N10+Z1 フェイスセラムの解析結果をまとめます。
良い点と気になる点
・人気成分の超高濃度配合。
・圧倒的なコスパの高さ。
・意外と悪くない使用感。
まず、良い点としては、やっぱりナイアシンアミドと亜鉛の超高濃度配合です。
それでいて、1,000円台から購入できるコスパの高さは、成分買いする方にとって強い味方になってくれます。
また、成分を高濃度で配合しているアイテムは使用感が悪くなりがちですが、この美容液は思ったほど悪くはなかったです。

若干のきしみ感はありましたが、全然許容範囲だと思いました。
・基剤臭が少し気になる。
・刺激を感じる場合があるかも。
気になった点もご紹介します。
まず、使っている時に基剤臭が感じられました。
香料が配合されていないので、原料自体の香りがします。
ほのかに感じるレベルですが、あまり良い香りではないので最初は気になるかもしれません。
また、使用時に刺激感があったので、肌状態を意識した上で使うか判断した方がよさそうです。

ちなみに、上から他の化粧品やメイクを重ねると、ポロポロとしたカスが出るというコメントもありましたが、妻や私では特に気になる事はありませんでした。
おすすめしたい方
成分解析や使用感レビューを通して、以下の方にこの美容液はおススメだと思いました。
・とにかくコスパ重視して美容成分を取り入れたい方。
・肌状態が悪すぎない方。
とにかくコスパが良いので、毛穴目立ちや皮脂が気になる方が手っ取り早く対策するにはピッタリです。
ただ、刺激感が強めなので、肌状態が悪すぎる方は避けていただいた方が無難です。

そもそも、肌状態が悪すぎる方は化粧品でどうにかするのではなく、皮膚科で見てもらうべきです。
結論

まとめとして、N10+Z1 フェイスセラムは、
ナイアシンアミドと亜鉛の高配合に全振りした高コスパ美容液
になっていると結論付けました。

特にナイアシンアミドは、非常に多くの効果を持つ成分なので、気軽に試していただきたいアイテムだと思いました。
そのほかのスキンケアアイテムもレビューしています。
この「【元化粧品開発者視点】いろんなプチプラ基礎化粧品を解析、レビューしてみた」も是非ご覧ください。

