どっちがいい?魔女工場2つの美容液を元化粧品開発者が徹底比較

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この記事を書いた人

某化粧品メーカーの元化粧品開発者。
約8年間、基礎化粧品一筋の開発者として多数の化粧品の処方設計に従事。その後転職し、現在は肌に関する研究活動に注力。
化粧品開発者としての知識や経験を基にしたスキンケア情報や、ライフハック的な情報を随時発信。

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リーズナブルな価格と贅沢に美容成分を使い、コスパの高いアイテムとして魔女工場は非常に人気です。

そんな魔女工場の中でも、特に人気な2つの美容液があります。

美容液2種

それが、ガラクナイアシン2.0エッセンスビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルです。

どちらも非常に人気があり、魔女工場のツートップの様な存在ですが、

この2つは何が違うのか?

どっちを買えばいいのか?

というように、迷ってしまう方は結構いるのではないでしょうか。

そこで、今回は魔女工場の美容液2種類を徹底比較してみました。

さらに、元化粧品開発者の視点で、どちらの美容液がおすすめかもお伝えしたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

こんな疑問を解決します!
  • 2つの美容液の成分の違いは?
  • 使用感や効果実感は違うの?
  • 結局どっちの美容液がおすすめ?
  • 魔女工場 美容液の基本スペックの違い

    美容液2種持っている

    それぞれの美容液の基本的な情報を簡単にまとめてみました。

    ガラクナイアシン2.0エッセンスの基本スペック

    ガラクナイアシン2.0エッセンス本体

    特徴成分と効果

    ガラクナイアシン2.0エッセンス最大の特徴は、ガラクトミセスという酵母の代謝物が配合されている点です。

    ガラクトミセスの代謝物にはビタミンアミノ酸が含まれていて、それらが肌調子を整える効果を持っています。

    SK-Ⅱのピテラと同様の成分が配合されているということで、人気がありますね。

    ガラクナイアシン2.0エッセンス自体の効果としては、肌のトーンアップや透明感アップを謳っています。

    価格

    価格は、50ml・3,190円(アットコスメより)となっています。

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルの基本スペック

    ビフィダバイオーム本体

    特徴成分と効果

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプル最大の特徴は、乳酸菌やビフィズス菌の代謝物が配合されている点です。

    乳酸菌やビフィズス菌の代謝物にはアミノ酸多糖類が含まれていて、それらが肌調子を整える効果を持っています。

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプル自体の効果としては、肌環境を整える、肌のバリア機能サポートを謳っています。

    価格

    価格は、50ml・3,850円(アットコスメより)となっています。

    基本スペックの比較まとめ

    基本的な情報を比較すると、それぞれの美容液の最大の特徴は、

    1. ガラクナイアシン2.0エッセンス
      ガラクトミセスという酵母の代謝物が配合されている
    2. ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプル
      乳酸菌やビフィズス菌、酵母の代謝物が配合されている

    となっており、どちらも微生物の代謝物をメインの成分としています。

    kazunari
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    結局どちらも微生物コスメなんですね。

    そして、それぞれの肌への効果は、

    1. ガラクナイアシン2.0エッセンス
      肌のトーンアップや透明感アップ
    2. ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプル
      肌環境を整える、肌のバリア機能サポート

    と、一見すると違う効果を言っているようですが、結局は肌状態を良くする点では同じです。

    肌状態がよくなれば、トーンアップしますし、バリア機能も上がります。

    kazunari
    kazunari

    言い方を変えているだけで、目指しているところは同じですね。

    それぞれの美容液で棲み分けしようとしていると思います。

    価格は、アットコスメを参考にすると、

    1. ガラクナイアシン2.0エッセンス
      50mL・3,190円
    2. ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプル
      50mL・3,850円

    と、ビフィダ バイオームの方が若干高いです。

    後ほど配合成分の説明もしますが、配合原料が多いことが理由の一つかと思います。

    基本的な情報を見比べてみると、価格以外はかなり似ているのではないでしょうか。

    それでも、成分の種類や効果の言い方を変えて、2種類をしっかりと別物にしているのは上手いなと思います。

    魔女工場 美容液の配合成分の違い

    成分イメージ

    それでは、次にそれぞれの美容液の配合成分を細かく見て、その違いを比較します。

    ガラクナイアシン2.0エッセンスの成分解析

    ガラクナイアシン2.0エッセンスの全成分表示は以下の通りです。

    ガラクトミセス培養液、ナイアシンアミド、ペンチレングリコール、 BG、 1,2-ヘキサンジオール、パンテノール、アルギン酸Na、ヒアルロン酸Na、水、シマカンギク花エキス、エチルヘキシルグリセリン、グルタチオン、ハマメリス水

    配合成分は少ないです。

    公式情報によると、ガラクトミセス培養液とナイアシンアミドでおよそ98%を占めるようなので、非常にシンプルな処方ですね。

    純粋にガラクトミセスとナイアシンアミドの効果が期待できそうです。

    より詳細な解析は別記事でまとめていますので、こちらもご覧ください。

    ガラクナイアシン2.0エッセンスに関して詳しくは、
    この「元化粧品開発者が魔女工場ガラクナイアシン2.0エッセンスを解説、レビュー」も是非ご覧ください。

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルの成分解析

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルの全成分表示は以下の通りです。

    ビフィズス菌培養液、BG、ビフィズス菌培養溶解質、乳酸桿菌培養溶解質、乳酸球菌培養溶解質、サッカロミセス発酵液、グリセリン、ナイアシンアミド、1,2-ヘキサンジオール、乳酸桿菌/パンプキン発酵エキス、アウレオバシジウムプルランス培養物、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸K、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、エーデルワイスカルス培養エキス、キューティバクテリウム顆粒膜発酵エキス(5,000ppm)、アシアチコシド、アシアチン酸、マデカシン酸、ペンチレングリコール、スクワラン、水添レシチン、トリペプチド-1銅、トロメタミン、アセチルヘキサペプチド-8、プロパンジオール、エチルヘキシルグリセリン、デキストリン、精製水、カフェイン、ベンジルグリコール、フィチン酸Na、加水分解アルギン、キサンタンガム、没食子酸エピガロカテキン、カルボマー、ヨウシュホオズキがくエキス、加水分解ムコ多糖、ラウリン酸ポリグリセリル-10、カカオ種子エキス、アデノシン

    こちらは、かなりいろいろな成分が配合されています。

    ですが、基本的に多い配合量のは、

    1. ビフィズス菌培養液
    2. ビフィズス菌培養溶解質
    3. 乳酸桿菌培養溶解質
    4. 乳酸球菌培養溶解質
    5. サッカロミセス発酵液

    といった、微生物の代謝物由来の成分です。

    そこにBGグリセリンといった基本的な保湿剤が配合されています。

    また、全成分表示の順番からして、ナイアシンアミドもそこそこ配合されているようです。

    ビフィダ バイオームは微生物の代謝物と、保湿剤、ナイアシンアミドが多くを占める処方になっているようです。

    より詳細な解析は別記事でまとめていますので、こちらもご覧ください。

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルに関して詳しくは、
    この「【元化粧品開発者が解説】魔女工場 ビフィダ バイオームをレビューしてみた。」も是非ご覧ください。

    配合成分の比較まとめ

    それぞれの美容液の配合量の多い、主な成分を並べてみました。

    配合成分比較表

    どちらも微生物の代謝物由来の原料を高配合している点で似ています。

    ビフィダバイオームの方が、微生物由来の成分の種類は多いですね。

    ただ、種類が多いから良いというわけでもないので、注意が必要です。

    また、どちらもナイアシンアミドが配合されているので、処方の構成としてはかなり似ている印象です。

    このように2つの美容液は似ている構成ですが、ビフィダバイオームの方には少し多めにBGグリセリンといった保湿剤が配合されているので、保湿力は高い処方になっています。

    魔女工場 美容液の使用感の違い

    美容液2種使うとこ

    では、それぞれの使用感はどうでしょうか。

    ガラクナイアシン2.0エッセンスの使用感

    ガラクナイアシン使用時

    ガラクナイアシン2.0エッセンスはさらっとしたテクスチャーでノビていきます。

    肌なじみが良く、べたつきが少ないですが、適度なしっとり感が感じられます。

    美容液としては非常に使いやすい使用感です。

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルの使用感

    ビフィダなじませ

    ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルは少しとろみのあるテクスチャーです。

    とろみはありますが、ぬるぬると伸びるわけではなく、こちらも馴染みが良いです。

    馴染んでからは、程よく保湿感が残ります。

    ガラクナイアシン2.0エッセンスと比較すると、少し濃厚タイプなイメージでした。

    使用感の比較まとめ

    使用感を比べてみると結構似ている印象でした。

    どちらも馴染みが良く、べたつきが少ないけど適度に保湿感が残ります。

    若干ビフィダバイオームの方がとろみがあり、保湿感が高い仕上がりになりました。

    kazunari
    kazunari

    使い心地が良く、優秀な美容液たちでした。

    ただ、分類分けすると、

    memo

    ・ガラクナイアシンはさっぱり系

    ・ビフィダ バイオームはしっとり系

    という風に分けられると思いました。

    ただ、どちらも基本的に非常に使いやすい使用感なので、どちらを選んでも失敗はしないです。

    おすすめの魔女工場 美容液はガラクナイアシン

    美容液比較イメージ

    いろいろと比較してみましたが、結構似ている点も多い美容液でした。

    ただ、私個人のおすすめを伝えるならば、

    ガラクナイアシン2.0エッセンス

    をお勧めします。

    理由は以下の通りです。

    1. ナイアシンアミドの配合量が多いと思われる。
    2. 微生物由来原料の効果は比較できない。
    3. 保湿感は劣るが他の化粧品で補える。
    4. 安い!

    ガラクナイアシン2.0エッセンスはナイアシンアミドの配合濃度が4%と明記されています。

    一方、ビフィダ バイオーム コンプレックス アンプルは配合濃度の明記はないですが、全成分表示の位置などから2%程度と予想しています。

    ナイアシンアミドは肌に様々な効果がある成分ですので、配合量は非常に重要です。

    より高配合のガラクナイアシン2.0エッセンスに軍配が上がります。

    また、どちらの美容液も酵母や乳酸菌といった微生物由来の成分配合を前面に押し出していますが、多数のアミノ酸等の成分が複雑に含まれていて良し悪しの判断が出来ません。

    さらに、結局どちらがより効果的かは、個人差も大きいです。

    そして、保湿感はビフィダ バイオームの方が高いですが、美容液というポジションなので、保湿は他の化粧品におまかせしても問題ないです。

    なので、単純にナイアシンアミドが多く配合されていて、しかも安いガラクナイアシン2.0エッセンスをお勧めします。

    もちろんビフィダ バイオームも良い美容液ですし、こちらが肌に合うという方もいらっしゃると思います。

    どちらか決められない、という方の参考にしていただければ幸いです。

    まとめ

    魔女工場の2つの美容液を比較してみました。

    この記事のまとめ

    ・どちらも似た成分で構成されている

    ・ビフィダ バイオームの方が若干保湿感が高い

    ・おすすめはナイアシンアミドが高配合で、安いガラクナイアシン2.0エッセンス

    似たコンセプトの2つですが、どちらもコスパの高い優秀な美容液だと思いました。

    どちらか悩まれている方は、とりあえず安い方のガラクナイアシンを使ってみて、気に入ったらビフィダバイオームも試してみてはいかがでしょうか。

    この記事が皆さんの美容液選びの参考になれば幸いです。

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