今回はアルビオンの乳液
アルビオン アンフィネス パンプ マトリクス ミルク
を徹底解析します。

結論から言うと、
ハリ特化のコンセプトがしっかりと実感できる乳液
といえる1本です。
この詳細をお伝えしていきますので、最後までご覧ください。
アンフィネス パンプ マトリクス ミルクのキホン

まずは、製品の基本的な特徴から見ていきましょう。
基本情報
- 分類:乳液(先行乳液)
- 発売日:2024年8月
- 内容量・価格:200g・7,700円

価格は7,700円と少々高めの設定ですが、内容量は200gと大容量の部類になっています。
特徴:ハリに特化した設計

アンフィネスはハリに特化したラインになっていて、30代からのハリ肌ケアを訴求しています。
アルビオンのハリ研究に基づいた「ハリ特化型美容成分」を配合し、とにかくハリにフォーカスした設計になっています。

商品説明でもいたるところで「ハリ」を訴求していて、肌のハリ感に悩む方へダイレクトにアプローチしています。
使用方法

アルビオンの特徴として乳液は先行乳液という扱いで、洗顔直後に使うように作られています。
洗顔直後に使うことで、うるおいバランスを整えてしなやかな肌にすることを目的としています。
コットンにポンプ3回分とり、顔の5か所(額、両ほほ、鼻、あご)においてから、顔全体に充分なじませる。

洗顔後に使ったり、コットンで塗布したりと、アルビオンの乳液はかなり独特です。
成分解析

では、注目の配合成分を詳しく見ていきます。
以下が、全成分表示です。
水・BG・エタノール・グリセリン・メドウフォーム油・PPG-9ジグリセリル・ステアリン酸水添ヒマシ油・ミネラルオイル・ジグリセリン・テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル・水添レシチン・パルミチン酸セチル・アセチルテトラペプチド-2・アセチルペンタペプチド-55アミド・アルカリゲネス産生多糖体・クレマティス葉エキス・グリコシルトレハロース・コムギ胚芽油・トコフェロール・ムラサキ根エキス・(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー・イソヘキサデカン・オレイン酸ソルビタン・カルボマー・ジメチコン・デキストラン・トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2・ベヘニルアルコール・ポリソルベート80・加水分解水添デンプン・水酸化Na・フェノキシエタノール・香料
大まかな構成としては、保湿剤とオイル、それらを界面活性剤で乳化し、増粘剤で粘度を出しているのがおおまかな構成です。
さらに美容成分や防腐剤、香料などが少々、という感じで作られています。
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
メドウフォーム油と水添レシチンがアルビオンらしさを作っている
ハリ特化型美容成分が主役に見えますが、この乳液の真の主役はメドウフォーム油と水添レシチンだと思います。

メドウフォーム油は、メドウフォームという花の種子から採られる植物オイルです。
肌にうるおい膜を作り、水分蒸散を防ぐ能力に優れているので、乳液の保湿力をしっかりと高めてくれます。
オイルには厚みがあり、コクのあるリッチなテクスチャーも魅力のひとつです。

また、水添レシチンは細胞膜に似た構造を持っていて、肌なじみがとても良い成分です。
肌に溶け込み、吸い付くようなしっとり感が特徴です。
さらに、肌になじむと独特の膜感を作り、高いハリ感をあたえてくれる優秀な成分です。

水添レシチンの使用感は非常に心地よく、私の担当商品にはよく配合していました。
どちらの成分も配合量が多く、組み合わせて配合することで、アルビオンが得意な
しっとりふっくら仕上がるのにべたつかない
というテクスチャーが作られています。
そのため、この乳液の真の主役はメドウフォーム油と水添レシチンだと言えます。
ハリ特化型美容成分は配合量が気になる

ハリ特化型美容成分として、以下2種類のペプチドが配合されています。
- アセチルテトラペプチド-2
- アセチルペンタペプチド-55アミド
これらのペプチドは、肌のハリに関わるヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促進する研究報告があります。
特にアセチルペンタペプチド-55アミドの方は、アルビオンにしか配合されていない成分で、ハリ特化を強く訴求しています。
非常に有用な成分ではありますが、ペプチド類は非常に高価な成分で、高濃度での配合は現実的ではないです。

全成分表示を見ても、そこまで多く配合されているようではないので、その効果に関しては不透明さが残ります。
エタノールが比較的多く配合されている

この乳液の全成分表示をパッと見たときに気になったのが、エタノールの配合量です。
エタノールはなじみを早くしたり、軽い感触にする効果があるので、使用感改善のためによく使われます。
ただ、敏感肌などアルコールに過敏な方にとっては肌リスクになりやすいため、配合量は少ない方が好ましいです。
この乳液の全成分表示では3番目に記載されていて、かなり多いことが分かります。
そのため、アルコールの配合が気になる方は、少し注意が必要かもしれません。
成分解析まとめ
アンフィネス パンプ マトリクス ミルクの成分解析をした結果、以下の結論となりました。
ウリとなっているペプチド成分やエタノールの配合量は若干気になります。
ただ、それ以上にメドウフォーム油と水添レシチンの高配合による、高いスキンケア効果が好印象でした。

開発者目線で好きな成分がしっかりと配合されていて、個人的な評価は高いです。
使用感レビュー
実際に使ってみて、使用感を確認していきます。

推奨されているコットンで使っていきます。
乳液ですが、かなり粘度がありクリームに近い印象で、濃厚なテクスチャーを想像させます。

実際に塗り伸ばしていくと、リッチなコク感を感じつつ、とろけながら伸びていきます。
香りはフローラルで高級感ある香りがしっかりめに香ります。

かなり好みな香りでスキンケアの満足感を高めてくれます。

なじみを良くするエタノールが多く配合されていますが、なじみはそこまで早い印象はないです。
なじませていくと、やわらかいうるおい膜で包まれていきます。

なじませ後は、うるおいが詰まった肌に仕上がり、もっちり肌になります。
また、うるおいによるハリ感がしっかりと感じられますし、持続力もしっかりとあります。
先行乳液と言いつつ、これ一本で満足できるような仕上がりになっています。

この乳液の満足度が高いので、この後に化粧水を使う必要あるの?
と思ってしまいます。
仕上がりのレベルが非常に高いので、アットコスメの乳液新人賞の獲得も納得です。

ただ、コットンで使うとかなりの量がコットンに染み込んでしまいます。
そのまま使った方が使用量を節約できる気がしたので試してみると、結局同じ仕上がりになりました。

コットンだと3プッシュくらい必要ですが、そのままなら1プッシュでもいけそうです。
総合評価

アルビオン アンフィネス パンプ マトリクス ミルクの解析結果をまとめます。
良い点と気になる点
・メドウフォーム油と水添レシチンが主役の処方設計。
・もっちりハリが満ちる使用感が心地よい。
・スキンケアの満足度を高める、良い香り。
メドウフォーム油と水添レシチンが効いた処方設計は、使ってみるともっちりとしてハリ感が感じられます。
さらに、個人的には香りもかなり印象が良く、スキンケアの満足感をより一層高めてくれます。

春夏はこれ1本だけでもスキンケアできてしまう気がします。
・エタノールの配合量は多く、アルコールに過敏な方は注意が必要。
・コットン使用は使用量が多すぎる。
気になった点もご紹介します。
やはりエタノールの配合量はちょっと気になります。
多めに配合されているので、過敏な方は少し気をつけた方が良いかもしれません。
また、コットンでのケアを推奨していますが、コットン側にかなり乳液を取られてしまい、使用量が多くなりがちです。
普通に手に取って使っても同じ仕上がりになるので、私はコットン使用はおススメしません。
コットンだと3プッシュくらい必要ですが、手では1プッシュでも十分です。

内容量が200gと多いので、1プッシュ使用にすればかなり長持ちします。
おすすめしたい方
成分解析や使用感レビューを通して、以下の方にこの乳液はおススメだと思いました。
・洗顔後すぐのケアで、もっちりとした柔らかい肌を手に入れたい方。
・30代・40代からの本格的なハリ・エイジングケアをスタートしたい方。

しっかりと効果実感が得られる乳液になっているので、ハリ感などにお悩みの方にピッタリだと思います。
結論
まとめとして、アンフィネス パンプ マトリクス ミルクは、
先行乳液にとどまらない、コンセプト通りのハリ効果実感の高い乳液
になっていると結論付けました。

先行乳液というか、これ一本でほとんどスキンケアが完了してしまうような実力を感じられました。
そのほかのスキンケアアイテムもレビューしています。
この「【元化粧品開発者視点】いろんなプチプラ基礎化粧品を解析、レビューしてみた」も是非ご覧ください。

