今回、リニューアルされた大人気のジェル洗顔を徹底解析します。

それがこちらのエスト クラリファイイング ジェルウォッシュ MEDです。

エスト限定セットの発売前サンプルを入手したので、こちらで評価をしていきます。
結論から言うと、肌リスクを抑えつつ洗浄力、保湿力を兼ね備えた1本です。
この詳細をお伝えしていきますので、最後までご覧ください。
クラリファイイング ジェルウォッシュ MEDのキホン

まずは、製品の基本的な特徴から見ていきましょう。
基本情報
- 分類:医薬部外品(洗顔料)
- 発売日:2026年6月5日(一部店舗で5月27日先行発売)
- 内容量・価格:150g・5,280円(税込)
毛山にフォーカスした洗顔料
クラリファイイング ジェルウォッシュMEDは、毛穴が山状に見えてしまう「毛山」にフォーカスしています。

角栓が増えることで毛山が増加し、肌の凹凸が気になる状態になってしまいます。
クラリファイイング ジェルウォッシュMEDが、この毛山の原因である角栓を分解洗浄し、隠れ角栓まで洗い流します。

この角栓の分解洗浄の技術は素晴らしいので、後ほど詳しくお伝えします。
分類は化粧品から医薬部外品に変更
リニューアルによる大きな変更点として、分類が化粧品から医薬部外品になりました。

これによって、有効成分 グリチルリチン酸ジカリウムが配合され、肌荒れ予防効果がプラスされました。

化粧品よりも医薬部外品の方が、ルールが厳しいので元開発者からすると、割と大きな変化だと感じています。
使い方
この洗顔料は泡立たないタイプのジェル洗顔料なので、馴染ませて使います。
以下が、公式が推奨している使用方法です。
- 洗顔料を両ほお、ひたい、鼻、あごの5か所にのせる。
- 皮脂の多い、ひたいからなじませ始め、鼻、口周り、あご先の順になじませていく。
- ほおはらせんを描くように、こめかみに向かってなじませていく。
- 毛山が気になる箇所は、くるくるとなじませて、逆回転でもなじませる。

公式おススメの使用方法ですが、適当になじませてもしっかりと効果は感じられるので、私はかなり雑に使っています。
成分解析

では、注目の配合成分を詳しく見ていきます。
以下が、全成分表示です。
グリチルリチン酸ジカリウム*、水、ソルビット液、アミノヒドロキシメチルプロパンジオール、トレハロース、PG、D-マンニット、エクトイン、コハク酸2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、ビタミンE、ハイビスカスエキス(B)、POE(21)ラウリルエーテル、POEラウリルエーテル酢酸、イソステアリン酸、ジメチコン、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、キサンタンガム、水酸化カリウム液(A)、フェノキシエタノール、エデト酸塩、香料、黄酸化鉄、タルク、ベンガラ *は「有効成分」無表示は「その他の成分」
大まかな構成としては増粘剤でジェル状にしていて、そこに洗浄剤となるアミノヒドロキシメチルプロパンジオールや、うるおいを与える保湿剤など配合されている形になっています。
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
花王独自の角栓崩壊技術を搭載
この洗顔料の一番のウリは花王独自の角栓崩壊技術です。

アミノヒドロキシメチルプロパンジオールという成分が、角栓に含まれる脂を洗浄成分に変えてしまい、角栓を内部から崩壊させてくれます。

この角栓崩壊技術がかなり革新的で、現在、多くの花王製品に採用されています。
リニューアル前ももちろん採用されていて、角栓の除去効果はそのまま継承されています。
ただ、この角栓崩壊技術のアミノヒドロキシメチルプロパンジオールがアルカリ性で効果を発揮するため、肌への負担が少しリスクとして挙げられます。

実際にpHを簡単に測ってみると10前後くらいだったので、やはり少し肌への負担は気になります。
花王の角栓崩壊技術の詳しい効果については、
この「角栓除去は花王におまかせ!その洗浄技術とアイテムを解説」も是非ご覧ください。
肌荒れ、ニキビを防ぐ有効成分が肌リスクを抑える
クラリファイイング ジェルウォッシュ MEDは医薬部外品で、有効成分が配合されています。

その有効成分がグリチルリチン酸ジカリウムで、肌荒れやニキビを防ぐ効果があります。

グリチルリチン酸ジカリウムは非常に使用実績が多く、刺激も少ないと言われる優等生な成分です。
さらに、このグリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用があるため、先ほどお伝えしたアルカリ制による肌リスクを抑えてくれることも期待されます。
なのでこの有効成分のおかげで、高い角栓除去効果を発揮しながら、肌への優しさも両立できるようになったと考えられます。
保湿成分はかなり贅沢に配合

保湿成分に着目してみると、かなり豊富に配合されていることが分かります。
- ソルビット液
- トレハロース
- PG
- D-マンニット
- エクトイン
- コハク酸2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン
ソルビット液やトレハロース、D-マンニットは糖アルコールという分類で、保湿力の高さ特徴的です。
また、エクトインやコハク酸2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジンは、エストやソフィーナiPで採用されている特殊な保湿剤で、これらも非常に保湿力に優れています。

特殊な保湿剤が多いので、結構コストを掛けているように見えます。
このように、保湿力に優れた保湿剤を贅沢に配合しているので、洗いあがりのしっとり感にはかなり期待できると言えます。
成分解析まとめ
エスト クラリファイイング ジェルウォッシュ MEDの成分解析をした結果、以下の結論となりました。
花王が得意とする角栓崩壊技術をこのジェルウォッシュにも搭載しており、さらに有効成分が肌リスクを抑えてくれています。
また、保湿力の高い保湿剤を贅沢に配合しているため、洗いあがりはつっぱり知らずの肌になることが期待できます。

特に保湿剤は、エストの洗顔料としてかなり気合が入った成分構成になっているな、という印象でした。
使用感レビュー

実際に使ってみて、使用感を見ていきます。

外観は半透明なジェル状で、塗り伸ばしてみるとかなり厚みを感じられます。
香りはエストらしいフローラルな香りがしますが、香り過ぎず適度な強さでした。

なじませていくときも厚みはしっかりとあり、密着感を感じられます。

厚みがあるので、マッサージしても肌への負担を抑えられるのも良い点だと思いました。

洗いながした後はかなりさっぱりしていて、汚れや皮脂もしっかりと落としてくれているのが分かります。
ただ、さっぱりするだけでなく、肌の内側からはしっとり感もしっかりと感じられます。

贅沢に配合された保湿剤がちゃんと効いているようです。
また、顔で使ってみると、角栓由来の鼻のザラツキが一気に吹っ飛ぶので、角栓除去力も十分です。

ザラツキが消え去る感覚は何回やっても気持ちが良いので、ぜひ体感してほしい仕上がり感のひとつです。
全体的な使用感としては、高級感を感じさせるリッチな厚みで肌にしっかりと密着し、高い洗浄力と保湿力を発揮していました。
満足感の高い使用感で、エストのジェル洗顔としてふさわしいテクスチャーになっていると言えます。
総合評価

エスト クラリファイイング ジェルウォッシュ MEDの成分解析と使用レビュー結果をまとめます。
良い点と気になる点
・肌リスクを抑えつつ、高い洗浄力を発揮する成分の組み合わせ。
・贅沢な保湿剤配合で、さっぱりとしっとりが共存した心地よい洗いあがり。
・濃厚でリッチなテクスチャー。
花王の角栓崩壊技術に有効成分が加わり、肌リスクを抑えつつ高い洗浄力が期待できます。
さらに、保湿力の高い保湿剤をふんだんに配合していて、高い洗浄力でありながら肌の内側からは、しっとり感もちゃんと感じられます。
そして、エストブランドにふさわしい濃厚でリッチなテクスチャーは高級感があり、使い心地がとても良いです。

洗顔料としての基本スペックが高い1本に仕上がっています。
・スペックが高い分、お値段も高め。
・角栓除去だけでいいなら、他の安い製品で代替できちゃう。
気になる点としては、価格があります。
エストの洗顔ジェルとして非常に高スペックですが、その分130gで約5,000円とお値段もそれなりにします。

また、角栓除去だけで良かったら、ビオレなど低価格ブランドでも同じような効果があるので、そちらで代替できてしまうのも難点です。

ただし肌リスクを抑える有効成分や、保湿力の高さはエスト特有の価値になっています。
ビオレの洗顔ジェルについて詳しくは、
この「【徹底比較】ビオレ洗顔ジェル「緑」と「ピンク」の違いは?元化粧品開発者があなたに合う1本を解説」も是非ご覧ください。
おすすめしたい方
これまでお伝えした特徴から、エスト クラリファイイング ジェルウォッシュ MEDをおススメしたい方は以下の通りです。
・洗った後の肌の乾燥感が気になる方。
・リッチなテクスチャーが好みな方。
肌への優しさと高い洗浄力、どちらも譲れない方には非常におすすめなアイテムです。
また、たっぷりと配合されている保湿剤が、洗いあがりの肌をしっとりと仕上げてくれるので、洗浄後の乾燥に悩まされている方にもピッタリです。
また、濃厚で厚みのあるリッチなテクスチャーなので、高級感ある使用感が好きな方にはたまらないと思います。
結論

まとめとして、エスト クラリファイイング ジェルウォッシュ MEDは、
肌への優しさや保湿力なども強化し、花王の角栓除去技術をさらに高めた高級ジェル洗顔
になっていると結論付けました。

花王の様々な技術が詰まっていて、期待を裏切らない1本になっていると思います。
そのほかのスキンケアアイテムもレビューしています。
この「【元化粧品開発者視点】いろんなプチプラ基礎化粧品を解析、レビューしてみた」も是非ご覧ください。

