元化粧品開発者が成分解析とレビュー！ワンシングナイアシンアミド10% 化粧水

ワンシングナイアシンアミド10% 化粧水の成分解析

ワンシングナイアシンアミド10% 化粧水の成分解析をします。

結論から言ってしまうと、

memo

とにかくナイアシンアミドに全振りした処方！！

という感じです。

詳しくお伝えしていきますね。

全成分表示は以下の通りです。

水、ナイアシンアミド、BG、1,2-ヘキサンジオール、エチルヘキシルグリセリン

以上！めちゃくちゃ成分が少ないですね。

ナイアシンアミドを使うためだけの化粧水であることが良く分かります。

そして、主役のナイアシンアミドには様々な効果が期待できます。

ナイアシンアミドの主な効果

・美白作用

・抗シワ作用

・バリア機能修復作用

肌にうれしい効果ばかりですね。

医薬部外品では、美白と抗シワの効果が認められており、有効成分として配合もされています。

また、安全性も比較的か高いと言われているようなので、敏感肌の方も導入しやすい成分かと思います。

そんなナイアシンアミドが、この化粧水では10%と超高濃度で配合されています。

まさにナイアシンアミドを使うための化粧水です。

その他の成分、BGや1,2-ヘキサンジオール、エチルヘキシルグリセリンは保湿や防腐の目的で配合されています。

本当に必要最低限ですね。

さすがにこれだけですと、化粧水としての保湿力はあまり高くはないです。

保湿のための化粧水ではなく、ナイアシンアミドを使うための化粧水

として、割り切って使った方が良いかと思いました。

ワンシングナイアシンアミド10% 化粧水の使用感レビューと効果

実際に使用してみた感触をお伝えします。

化粧水自体は若干とろみを感じます。

コットンで手の甲に塗布してみます。

塗布時の感触はよくある化粧水と変わりないです。

ちなみに香料は入っていないので、香りはありませんが、原料由来の基剤臭もなく、香りに関してのストレスは特にありませんでした。

肌へのなじみのタイミングは若干遅めです。

なじんでくると、ナイアシンアミドとBG由来と思われる感触がしっかり感じられてきます。

さらに乾いてくると、ギュッとブレーキがかかる感触になり、肌上に残っている感もあります。

保湿感とも取れますが、どちらかというとべたつきに近い感触でした。

塗布後に化粧水の水分が肌へ吸収されたり、空気中へ蒸散することで、ナイアシンアミドの感触がより目立つようになるたですね。

ナイアシンアミドが高濃度で、感触を良くする成分が全然入っていないので、なじみの遅さやべたつき感はしょうがないかなとも思います。

その後、時間が経つとその感触も収まってきます。

やはり、普通の化粧水と比較すると保湿感は劣りますので、

化粧水としてではなく、美容液として使う

という方法をおすすめします。

他の化粧水でしっかりと保湿をして、そのあとにナイアシンアミドをプラスしてあげるんですね。

kazunari

いつものケアにプラスする使い方が、有効だと思います。

ワンシングナイアシンアミド10% 化粧水の総合評価

ワンシングナイアシンアミド10% 化粧水の総評は以下の通りです。

総評

・ナイアシンアミドが高濃度配合なのに低価格なのは本当にすごい！！

・ナイアシンアミドが高濃度のため、使用感はそこまで良くないが、許容できる程度

・化粧水としてではなく、美容液としていつものケアにプラスする使い方がおすすめ

この化粧水は何と言ってもナイアシンアミドの高濃度配合でありながら、超低価格であることが最大の特徴です。

それにより、多少の使用感の悪さもありますが、全然許容できる範囲です。

美白や抗シワの有効成分として使われているナイアシンアミドを、こんなに高濃度でかつお手頃価格で使えるのはこの化粧水以外ないかと思います。

保湿力はあまりないので、化粧水として販売されていますが、美容液として普段のケアにプラスしてあげると、皆さんのスキンケアを底上げしてくれると思います。

コンセプトが非常に分かりやすく、価格もとてもお手頃なので、気になっている方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。