【元化粧品開発者が解説】女性より男性の方がスキンケアは必要!?男性のケア方法とは??

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この記事を書いた人

某化粧品メーカーの元化粧品開発者。
約8年間、基礎化粧品一筋の開発者として多数の化粧品の処方設計に従事。その後転職し、現在は肌に関する研究活動に注力。
化粧品開発者としての知識や経験を基にしたスキンケア情報や、ライフハック的な情報を随時発信。

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今回は特に男性に向けて記事を作成しました。

男性のみなさんはスキンケアはちゃんとしていますでしょうか。

女性と比べると、男性はまだスキンケアの習慣が根付いていないかと思います。

ですが、男性と女性の肌について比較してみると、実は男性の方がスキンケアが必要と言われたりもしています。

ただ、それだけでは男性の方は、「じゃあスキンケアを始めよう!!」とはならないですよね??

そこで、今回は男性がどうしてスキンケアをすべきか、またおすすめのケアの仕方を元化粧品開発者視点で解説したいと思います。

この記事で、男性の方がスキンケアを始める参考になれば幸いです。

こんな疑問を解決します!!
  • 男性と女性の肌は違うの??
  • 男性はどういうケアをしたらいいの??
  • 男性と女性では、肌はいろいろと違う

    男性肌

    まず、男性と女性では肌の状態が違っています。

    そのためスキンケアの必要性やケアの方法も異なってきます。

    男性と女性では、以下の点で違いがあると考えられています。

    1. 皮脂の分泌量
    2. スキンケアの習慣
    3. 紫外線対策の習慣
    4. 髭剃りの習慣

    結構、日常の習慣で違いがあることが分かりますね。

    それぞれ詳しくお伝えしていきます。

    皮脂の分泌量

    一般的に男性の方が皮脂量が多いと言われています。

    花王の調べによれば、男性の顔の皮脂量は女性の2倍にもなるそうです。

    皮脂は皮膚の乾燥を防ぐのに必要ですが、多すぎると顔のテカリやべたつきにつながります。

    また、皮脂は酸化されやすく、酸化した皮脂は肌にダメージを与える事が分かっています。

    そのため、女性に比べて男性の方が皮脂による悪影響を受けやすいと言えます。

    スキンケアの習慣

    スキンケア方法

    おそらくほとんどの女性は、当たり前のようにスキンケアが習慣化しているかと思います。

    一方で、男性はまだまだスキンケアをしていないという方も多いのではないでしょうか。

    2019年のネットリサーチ ディムスドライブによるアンケート調査では、9割の女性にスキンケア習慣があるのに対して、男性は4割という結果もあります。

    スキンケアの習慣は、肌を健やかに保つ上でもちろん大変重要です。

    特に洗顔後やお風呂上りには皮脂が少なく、肌から水分が失われやすい状態になっています。

    この状態でスキンケアをせずに放っておくと、肌の乾燥が進行してしまいます。

    乾燥は肌にとって大敵で様々な肌トラブルの原因となります。

    そのため、スキンケア習慣ない男性は女性と比べて肌のトラブルを抱えやすいと言えます。

    紫外線対策の習慣

    太陽光
    著作者:lifeforstock/出典:Freepik

    紫外線対策にも男女差があるかと思います。

    紫外線は日焼けだけでなく、シミそばかすや、シワ、たるみなどの肌の老化を進めてしまいます。

    そのため紫外線への対策も肌にとっては非常に重要です。

    ですが、この紫外線への対策も男性は女性と比べ意識がまだ低いです。

    例えば、日焼け止めの使用率は、2022年のロイヤリティ マーケティングのアンケートによると、女性が48%に対して、男性は17%となっています。

    また、日傘の所持率も2022年のウェザーニュースのアンケート調査によれば、女性8割男性は1割となっています。

    さらに、メイク品のベースやファンデーションには紫外線防御効果があるので、メイクアップ習慣も影響してきます。

    男性のメイク率も上がってきてはいますが、女性と比べればまだまだ低いです。

    以上のことから、男性は女性よりも紫外線への対策意識が低く、紫外線によるダメージを受けやすいと言えます。

    髭剃りの習慣

    髭剃り

    髭剃りは男性特有の習慣化と思います。

    髭剃りをすると、肌の外側にある角層が剥がされてしまいます。

    角層は肌からの水分蒸散を防ぐバリア機能があり、角層が剥がされることで、バリア機能が下がってしまいます。

    そのため、男性は日常的に肌にダメージを負っていると言えます。

    kazunari
    kazunari

    意外と女性と比べて男性の肌は、過酷な状態なのかもしれないですね。

    ダメージの多い男性こそスキンケアをしよう

    男性のスキンケア

    先ほどお伝えした通り、女性と比べ男性は肌に対していろいろとダメージリスクが多いです。

    そのため、男性だって女性と同じように、もしくはそれ以上にスキンケアは必要となります。

    普段のスキンケアで健康な肌状態を保っていれば、バリア機能も高く、肌へのダメージリスクを抑えてくれます。

    肌へのダメージは最終的には、シワやシミなど見た目年齢に大きく影響するところへつながっていきます。

    そのため日頃のケアによってどれほど肌へのダメージを抑えられるかによって、今後の肌の見た目年齢は大きく変わってきます。

    ダメージリスクが多い男性こそ、ぜひスキンケアを習慣化させましょう。

    男性に合ったおすすめのケア方法

    男性のスキンケア

    男性は以下の点を意識してケアされることをお勧めします。

    1. 男性は皮脂が多い
    2. 男性は肌へのダメージが多い
    kazunari
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    女生徒の違いを意識したケアが大事です。

    具体的には以下のケアの方法が挙げられます。

    スキンケア時の油分は抑える

    男性は皮脂が多いので、化粧品の油分は控えめで十分です。

    あまり油分が多いと、べたつきテカリニキビに繋がる可能性があります。

    そのため、乾燥を防ぐために油分は必要ですが、適度な量が好ましいです。

    油分を抑える方法としては、

    油分を抑える例

    ・油分の配合が少ないオールインワンアイテムを使う。
    ・油分の量が多いクリームは使わない。

    などが挙げられます。

    ただし、冬場はかなり乾燥するため、しっかりと油分を補給して保湿しましょう。

    kazunari
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    季節の環境に合わせて、ケアの方法も変えていきましょう。

    ダメージケアのアイテムを使う

    男性は女性よりもダメージリスクが大きいと思われるため、ダメージケアに特化したアイテムが適しています。

    例えば、ナイアシンアミドを配合した成分がおすすめです。

    ナイアシンアミドはダメージケアできる抗炎症効果があるのはもちろん、それ以外に皮脂の分泌量を抑える効果もあります。

    皮脂が多く出やすい男性にはピッタリですね。

    アイテムとしては、ナイアシンアミドが有効成分として配合されたオールインワンゲル(医薬部外品)が男性に適していると思います。

    オールインワンゲルは、1品でケアが完了するように設計されています。

    オールインワンに関して詳しくは、
    この「【元化粧品開発者が解説】オールインワンだけでスキンケアできるの?
    も是非ご覧ください。

    なので、スキンケア習慣があまりない男性でも、めんどくさがらず気軽に始められるのではないでしょうか。

    他にも、グリチルリチン酸ジカリウム等、肌の炎症を抑える成分はいくつかあります。

    男性向けのおすすめ成分に関して詳しくは、
    この「【メンズスキンケア】男性向けおすすめ成分、アイテムを元化粧品開発者視点で解説
    も是非ご覧ください。

    まとめ

    今回は男性の肌の特徴と、それに合わせたおすすめのケアの仕方をお伝えしました。

    ずっとお伝えしている通り、ダメージの多い男性こそスキンケアはすべきです。

    ぜひ早いうちからスキンケアを習慣化していただきたいと思います。

    スキンケアでぜひ、後々の見た目年齢を大きく変えましょう。

    この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

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