【元化粧品開発者視点】毛穴ケア化粧品「ノーモアブラックヘッド」とは?

kazunari
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こんにちは。kazunariです。

皆さんは毛穴の黒ずみって気にされていますか?

この記事は次のような方におススメ
・毛穴の黒ずみに悩みがある方
・毛穴対応化粧品に興味がある方
・ノーモアブラックヘッドの購入を考えている方

毛穴の黒ずみの悩みを抱えている方って意外といるようですね。

私の妻もその一人で、ある時家の化粧品棚を見てみると見慣れない化粧品が増えていました。

それが今回の主役「ノーモアブラックヘッド」です。

毛穴の黒ずみを消してくれるとのことでSNSで話題になっていたらしく、その話題に飛びついて購入したようです。

ちょっと眉唾物の商品だなという第一印象でしたが、元化粧品開発者として化粧品成分の知識をせっかく持っているので、この商品を調べ、使ってみた感想をまとめてみました。

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ノーモアブラックヘッドとは

鼻の黒ずみ等が気になる方をターゲットとした毛穴ケア製品で、いわゆる韓国コスメです。

化粧水の様な剤型をしていて、コットンに染み込ませ、それを鼻にパックして使います。

ウリとしては、多数の植物エキスを配合し、皮脂を刺激なく溶かすことで除去ができ、さらに毛穴を引き締めてくれるとのことです。

kazunari
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元化粧品開発者からすると、正直かなり怪しい商品だなと感じました。

気になる点

商品説明をぱっとみるとすごく画期的な商品の様に感じられますが、じっくりと読んでみると色々ツッコミたくなる点があったので、まとめてみました。

販売サイトによっては角栓まで除去できるような過剰な表記をしている

みなさんは皮脂と角栓の違いはわかりますか?

同じようなものに思えて結構違います。

簡単にまとめると皮脂は人の油で、角栓は皮脂とタンパク質の混ざりものです。

もう少し詳しく知りたい方は、IPSAのホームページでわかりやすく図解されていますのでご参照ください。

そして、ノーモアブラックヘッドは韓国コスメのためか様々な販売サイトが存在し、その販売サイトによっては結構この皮脂と角栓がごっちゃになっていたりします。

後で詳しく説明しますが、皮脂は除去できても角栓の除去は原理的に無理だと考えています。

この商品は一応皮脂除去剤として販売されています。

しかし、商品説明を見ていると、基本的には皮脂除去について説明をしているのですが、販売サイトによっては角栓をケアします角栓や皮脂を溶かしますなどと皮脂だけでなく角栓にも働きかけるような説明になっています。

例えば下の説明図は楽天市場から引用したものですが、一応老廃物と皮脂という表記をし、角栓とは言っていません。

楽天市場ノーモアブラックヘッド

https://item.rakuten.co.jp/d-holic/769390/

一方で、下図はAmazonから引用したものですが、こちらはばっちり角栓と表記されています。

同じ図を使っているのに微妙に説明文が異なります。

amazonノーモアブラックヘッド

https://www.amazon.co.jp/One-days-you-%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%A6%E3%83%BC-BLACKHEAD/dp/B07X1MHM3B

この説明では皮脂と角栓を同じようなものとして扱い、消費者に誤解を与えかねない表記をしていると感じます。

レビューを見ていても「角栓が取れない」といったものも見られ、やはり誤解を与えているなと感じています。

皮脂は取れるだろうが、角栓は無理

毛穴ケア製品と謳っていますが、全成分表示を見てみると、おそらくこの配合成分では皮脂は溶かすことができますが、角栓は無理だと思います。

以下、ノーモアブラックヘッドの全成分です。

精製水、ハマメリス水、ブチレングリコール、セージ葉エキス、メリッサ葉エキス、アルクチウムマジュス根エキス、セイヨウハッカ葉エキス、セイヨウネズ果実エキス,セイヨウヤドリギエキス,サボンソウ根エキス,セイヨウオトギリソウエキス,1,2-ヘキサンジオール,カプリリルグリコール,ユーカリ葉油,ワサビダイコン根エキス,マドンナリリー花エキス,ラベンダー花エキス,リンゴ果実エキス,コメ発酵液,酵母エキス,コメヌカエキス,ツボクサエキス,イタドリ根エキス,オウゴン根エキス,チャ葉エキス,カンゾウ根エキス,カミツレ花エキス,ローズマリー葉エキス,乳酸桿菌/ダイズ発酵エキス,セイヨウシロヤナギ樹皮エキス,カシア樹皮エキス,ハナハッカ葉エキス,ヒノキ葉エキス,スベリヒユエキス,ダイウイキョウ果実エキス,ラウロイルグルタミン酸Na,ラウリン酸ポリグリセリル-10,ミリスチン酸ポリグリセリル-10,EDTA-2Na

かなり多数のエキスが入っていますね。

ただこれらのエキスが直接皮脂や角栓にアプローチすることはほぼありません。

この商品でのエキスの主な働きは毛穴を引き締める収れん効果や、抗炎症効果ではないかと思われます。

おそらく効いているのは、全成分の最後の方にある、ラウロイルグルタミン酸Na,ラウリン酸ポリグリセリル-10,ミリスチン酸ポリグリセリル-10の界面活性剤たちです。

界面活性剤は油性成分に吸着し、溶解させる作用があるため、これらが皮脂を溶解、除去してくれる役割を担っています。

化粧品の界面活性剤に関して詳しくは、この「【元化粧品開発者視点】界面活性剤とは何か?その機能と肌への影響について」もぜひご覧ください。

しかし、角栓はこれら界面活性剤でも溶解、除去は無理です。

皮脂は皮脂腺から分泌される人のアブラですが、角栓は皮膚のタンパク質と皮脂が混ざり合ったものです。

タンパク質は非常に溶けにくく、配合されている界面活性剤でも簡単には溶解させることができません。

角栓に混じっている皮脂は溶解できると思うので、詰まっている角栓自体を緩めることはできるかもしれませんが、角栓自体を溶かすことはかなり困難です。

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この程度の成分でタンパク質を溶かしてしまうのであれば、元々ある皮膚のタンパク質も溶かしてしまい、それこそ大問題となってしまうでしょう。

使ってみた

ちょっと悪口のようなことを色々と書いてしまいましたが、実際に使ってみないと何とも言えないだろうということで、使ってみた感想をまとめました。

使用方法

化粧品使用時

コットンにノーモアブラックヘッドを適量染み込ませます。

厚みのあるコットンなら、半分に裂いて薄くすれば使用する液量を抑えることができます。

染み込ませたコットンを鼻に乗せ、パックします。

この状態で15分ほど放置します。

パックしている間は全成分にも記載のあるユーカリ葉油由来と思われるスーっとした香りがします。

香りは嗜好性が高い領域なので主観になりますが、良くも悪くもないという程度の感想でした。

ただ、少し肌への刺激が気になりました。

パック中ピリピリという感覚が鼻全体にあり、ちょっと不安になりました。

別にパック後に赤くなったり痒くなったりとかはありませんでした。

肌の調子が良くない方は注意が必要かと思いました。

使用前後の変化

試用前後の写真を撮ってみました。

化粧品使用前

こちらが使用前です。毛穴の黒ずみがしっかりと見えています。

この鼻にパックしてみます。

化粧品使用後

こちらが使用後です。

少しピントがぼけてしまいましたが、確かに毛穴の黒ずみ感はしっかり減ったのではないでしょうか。

毛穴の皮脂をちゃんと除去してくれているようですね。

kazunari
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意外にもしっかりと黒ずみは消えてくれました。

定期的なパックでより効果がみられると思います。

ただ、前述の通りパック中の刺激がすこし気になります。

妻はあまり気にならなかったようですので、人によるとは思いますが敏感肌や肌トラブルを抱えている方は少し注意が必要かもしれません。

購入方法について

ノーモアブラックヘッドは韓国コスメですが、Amazonや楽天等で簡単に購入できます。

また、Qoo10というショッピングサイトでも購入できます。

大人気韓国コスメも超お得!Qoo10(キューテン)公式

Qoo10の方が安いことが多いですが、配送に若干時間がかかる印象です。

経験的に早くて1週間弱、最長で3週間近くかかることもありました。

ただ、年に4回ほど「メガ割」というセールが実施されるので、このセールを利用すると非常にお得に買い物が出来ます。

普段はAmazon等で購入し、メガ割の期間だけQoo10を利用する方法が良いかと思います。

まとめ

今回は妻が購入した、皮脂除去剤「ノーモアブラックヘッド」について商品特徴や使用感についてまとめてみました。

商品の説明などでは若干怪しい点もちらほら見られましたが、使ってみると確かに毛穴の黒ずみは薄くなり効果はあるようでした。

ただ、刺激が少し感じやすいので使われる際は皮膚トラブルを起こさぬよう、十分に気を付けてご使用していただく必要があると思いました。

若干リスクのありそうな化粧品ですが、そこまで高価なものでもないので、毛穴の黒ずみにお悩みの方は一度試される価値はあるのかなと思いました。

今回はここまでにしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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