元化粧品開発者が成分解析と使用レビュー!トゥヴェール ブライトニングセラム

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ブライトニングセラムアイキャッチ
この記事を書いた人

某化粧品メーカーの元化粧品開発者。
約8年間、基礎化粧品一筋の開発者として多数の化粧品の処方設計に従事。その後転職し、現在は肌に関する研究活動に注力。
化粧品開発者としての知識や経験を基にしたスキンケア情報や、ライフハック的な情報を随時発信。

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今回はトゥヴェールの美容液について、成分解析と使用レビューをします。

ブライトニングセラム手に持つ

それが、こちらのトゥヴェール ブライトニングセラムです。

今回はこちらの美容液の実力を見てみたいと思います。

この記事でトゥヴェール ブライトニングセラムの特徴が良く分かると思います。

最後までご覧ください。

こんな疑問を解決します!!
  • 配合されている成分の特徴は??
  • 実際の使用感、テクスチャーはどうなの??
  • どういう人にトゥヴェール ブライトニングセラムはおすすめ??
  • トゥヴェール ブライトニングセラムのキホン

    ブライトニングセラム全景

    まずは、簡単にトゥヴェール ブライトニングセラムの特徴をお伝えします。

    基本情報

    ブライトニングセラムの基本情報は以下の通りです。

    1. 分類:美容液
    2. 内容量:30mL
    3. 価格:3,570円
    kazunari
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    トゥヴェールらしく、価格は控えめに設定されています。

    リニューアルにより新成分配合

    新配合成分
    引用元:TOUT VERT

    ブライトニングセラムはリニューアルで黄ぐすみに着目し、グラブリジンパンテノールを新たに配合しています。

    グラブリジンは漢方の一種である甘草から抽出される成分で、透明感を上げて黄ぐすみをケアします。

    パンテノールはビタミンBの一種で、肌を保湿してキメを整えることで、透明感を与えます。

    kazunari
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    グラブリジンは原料メーカー推奨濃度まで配合しています。

    原料メーカーの推奨濃度は結構高めに設定されるので、高配合が期待されます。

    美容成分を豊富に配合

    ブライトニングセラム美容成分
    引用元:TOUT VERT

    ブライトニングセラムはブライトニングだけでなく、ダメージケアなどにもこだわっており、さまざまな美容成分を配合しています。

    1. W377
    2. αアルブチン
    3. VCエチル
    4. ヒナギク花エキス
    5. オウゴンエキス
    6. アロエベラ葉エキス
    7. クロレラエキス
    8. セイヨウオオバコ種子エキス
    9. ブドウつるエキス
    10. ヒアルロン酸Na
    11. シロキクラゲ多糖体
    12. サクシノグリカン
    kazunari
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    W377が珍しい成分ですが、非常に高いブライトニング効果が認められています。

    薬用ホワイトニングローションα EXとの併用がおすすめ

    併用画像
    引用元:TOUT VERT

    シミの根本原因であるメラニンにアプローチするのが薬用ホワイトニングローションです。

    一方で、ハイドロキノンを超えるパワーを誇るW377を配合し、透明感にアプローチするのがブライトニングセラムです。

    両者を併用することで、より透明感あふれる素肌を体感できるようになります。

    使い方

    ブライトニングセラム使用順
    引用元:TOUT VERT

    化粧水のあと、手のひらに1~2プッシュ取り、両手で温め、顔全体になじませます。

    目元は丁寧になじませ、気になる部分には重ねづけします。

    kazunari
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    くすみの原因を抑えるためにも、一年中の使用を推奨しています。

    トゥヴェール ブライトニングセラムの成分解析

    調査イメージ
    著作者:Freepik

    では、トゥヴェール ブライトニングセラムの成分解析をしていきます。

    以下が、全成分表示です。

    水 、BG、グリセリン、α-アルブチン、3-O-エチルアスコルビン酸、パンテノール、水添レシチン、フェニルエチルレゾルシノール、グラブリジン、カンゾウ根エキス 、サクシノグリカン、ヒアルロン酸Na、シロキクラゲ多糖体、マルチトール、ヒナギク花エキス、オウゴン根エキス、アロエベラ葉エキス、クズ根エキス、クロレラエキス、セイヨウオオバコ種子エキス、ブドウつるエキス、シリカ、EDTA-2Na、クエン酸、クエン酸Na、カラメル、加水分解ローヤルゼリータンパク、カッパフィカスアルバレジエキス、メチルパラベン、プロピルパラベン

    こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしていきます。

    アルブチンはα-アルブチンが配合

    粉

    ブライトニングセラムにはα型のアルブチンが配合されています。

    アルブチンにはα型とβ型の2種類あり、一般的にアルブチンというとβ型を指します。

    β型は医薬部外品の有効成分として使われ、美白効果を発揮します。

    一方で、α型はβ型の10倍の効果を持つと言われていますが、医薬部外品の有効成分としては認められていません。

    そのため、医薬部外品ではないこのブライトニングセラムには配合可能となっています。

    α-アルブチンの配合濃度は不明ですが、全成分表示の4番目に記載されていることから、それなりの濃度が期待できます。

    kazunari
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    全成分表示から、ブライトニング効果の一番の主役がこのα-アルブチンになっていると思われます。

    目新しい成分 W377を配合

    先ほども軽く触れましたが、ブライトニングセラムにはW377と呼ばれる成分が配合されています。

    W377の化粧品の表示ルールでは、フェニルエチルレゾルシノールという名称で比較的新しい成分です。

    原料名ではSymWhite377となっていることから、トゥヴェールではW377と呼んでいるようです。

    このW377の特徴としては、刺激が少なく、低濃度でも高い美白効果が得られる点です。

    w377効果
    引用元:岩瀬コスファ

    原料メーカーの資料で、美白成分の1つであるコウジ酸と美白効果を培養モデル皮膚を使って比較しています。

    コウジ酸 1%よりもW377 0.1%の方が高い美白効果を発揮していることが分かります。

    kazunari
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    人を被験者とした美白試験でも効果が認められています。

    多糖類の配合で保湿力を底上げしている

    シリコーンオイル

    ブライトニングセラムに配合されている主な保湿剤は以下の2つです。

    1. BG
    2. グリセリン

    この2つの保湿剤はめちゃくちゃメジャーで、どちらも配合されていない化粧品を探す方が難しいです。

    ただ、ブライトニングセラムはこれらの保湿剤だけでなく、以下の多糖類も配合され、保湿力の底上げがされているようです。

    1. ヒアルロン酸Na
    2. シロキクラゲ多糖体
    3. サクシノグリカン
    kazunari
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    ヒアルロン酸は非常に有名ですが、そのほかのシロキクラゲ多糖体やサクシノグリカンも優れた保湿力を持っています。

    多糖類は非常に大きな分子構造をしていて、水分を多く含むことができるのが特徴です。

    そして、肌に塗布されると、肌上で保水膜の様なものを作って、保湿をしてくれます。

    そのため、BGやグリセリンといった保湿剤の保湿効果をさらに高めることが期待できます。

    kazunari
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    BGやグリセリンは肌の少し内部で保湿して、多糖体は肌の上で保湿してくれるイメージです。

    成分解析まとめ

    トゥヴェール ブライトニングセラムの成分解析をした結果、以下の結論となりました。

    トゥヴェール ブライトニングセラムの解析まとめ
    ブライトニングと保湿力にしっかりとこだわった美容液。

    アルブチンやW377をはじめとするブライトニング成分を多く配合し、しっかりとその効果にこだわっていることが分かります。

    さらに、BGやグリセリンだけでなく、多糖類を豊富に配合していることで、保湿力も十分発揮してくることが期待できます。

    以上のことから、トゥヴェール ブライトニングセラムはブライトニングと保湿にしっかりとこだわって作られた美容液だと判断しました。

    トゥヴェール ブライトニングセラムの使用感レビュー

    ブライトニングセラム吐出

    実際に使ってみた感想をお伝えします。

    ベース性状

    外観は透明オレンジ色で、結構とろみがしっかりあります。

    保湿力のある多糖類が豊富に配合されていることが分かります。

    ブライトニングセラム塗り始め

    ヌーっと伸びていき、少量でも顔全体に伸ばせる軽さがあります。

    無香料なので、配合成分の独特の香りが少ししますが、不快な臭いではありません。

    ブライトニングセラム馴染み際

    とろみがしっかりあるため、馴染みは少し遅めな印象です。

    なじみきる直前は、少しべたつきが現れてきます。

    これも多糖類特有のテクスチャーがしっかり出ています。

    ブライトニングセラム仕上がり

    なじんだ後は、うるおいの膜感がしっかりと感じられます。

    保湿力は想像以上に高く、ふっくらとした仕上がりになります。

    この美容液だけで、化粧水を何回もパッティングしたようなみずみずしい潤い感が得られます。

    この保湿力の高さ故、若干べたつきも感じられますが、許容できる範囲だと思います。

    kazunari
    kazunari

    多糖類のテクスチャーが最初から最後まではっきりと感じられる美容液でした。

    また、かなり長い時間このうるおいの膜感が残っているのも、この美容液の特徴だと思いました。

    memo

    複数の多糖類のテクスチャーが前面に出ていて、若干べたつきは出るが、それ以上にリッチな保湿が感じられる。

    総合評価

    ブライトニングセラム箱と容器

    トゥヴェール ブライトニングセラムの成分解析と使用レビューをしてみました。

    その結果をまとめます。

    良い点と気になる点

    トゥヴェール ブライトニングセラムの良い点

    ・豊富なブライトニング成分が配合。
    ・多糖類のテクスチャーが心地よい。
    ・配合成分の割には値段は控えめ。

    ブライトニングにこだわっているだけあって、成分が豊富に配合されています。

    さらに、多糖類も豊富に配合されていることから、独特のテクスチャーがしっかりと出ていて、保湿感を含めて心地よく使えます。

    それでいて、値段は3,000円台に抑えられているのも、好印象です。

    kazunari
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    Amazonの定期おトク便の対象にもなっているので、さらにお値打ちに購入できます。

    トゥヴェール ブライトニングセラムの気になる点

    ・植物エキスの効果は分からない。
    ・多糖類のテクスチャーが出すぎる場合がある。

    ブライトニングセラムの気になる点としては、ブライトニング成分以外にも植物エキスなどが配合されていますが、その効果は分かりにくいです。

    kazunari
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    これらは訴求成分と呼ばれ、化粧品のイメージアップを図る目的で配合されます。

    そのため、植物エキスなどは正直なくてもいいから、もっと安くしてほしいなと思います。

    また、多糖類が豊富に配合されてるが故、べたつきなどの気になるテクスチャーが感じられる場合が多いです。

    特に気持ち多めに使うと、馴染み際は結構べたつくな~、という印象を持ちました。

    kazunari
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    多糖類が豊富に配合されているため、保湿力が高いのですが、その分デメリットも出てしまうようです。

    おすすめしたい方

    これまでお伝えしたトゥヴェール ブライトニングセラムの特徴から、おススメしたい方は以下の通りです。

    トゥヴェール ブライトニングセラムはこんな方におすすめ
     肌のくすみが悩みの、乾燥肌持ちの方。

    ブライトニングにこだわっているため、もちろん肌のくすみが気になる方におススメできます。

    ですが、保湿力も非常に高いので、特に乾燥肌の方にピッタリな美容液になっていると思います。

    そのため、ブライトニングしたいし、保湿もしっかりとしたい、という方におススメな美容液だと思いました。

    結論

    まとめとしては、

    ブライトニングと保湿に特化したコスパ良好美容液

    になっていると結論付けました。

    kazunari
    kazunari

    ブライトニング成分はもちろん、思った以上に保湿力のある多糖類を多く配合していて、保湿に特化しているのが印象に残りました。

    Amazonの定期おトク便を利用すればかなり安く購入できるので、是非一度試してみてください。

    そのほかのスキンケアアイテムもレビューしています。
    この「【元化粧品開発者視点】いろんなプチプラ基礎化粧品を解析、レビューしてみた」も是非ご覧ください。

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