テレビの視聴モニターってご存じでしょうか。
ざっくり言うと、テレビを見て感想を伝えるお仕事です。
ご存じの方の中には、
「普段からよくテレビを見るけれど、番組の視聴モニターって自分にもできるのかな…」
「ちょっとしたお小遣い稼ぎや在宅ワークとして興味はあるけれど、レポート提出とか採用選考が難しそう…」
そんな疑問や不安を抱えている方もいませんか?
結論から言うと、副業に興味があったり、テレビが好きなら挑戦してみる価値はかなりあります。
テレビの視聴モニターは、特別な資格や専門知識がなくても、誰でも挑戦できるとても魅力的なお仕事です。

最近流行の副業のひとつにもなります。
この記事では、テレビ局の視聴モニターを経験した私が、具体的な仕事内容からやってみて感じたメリット、そして「採用を勝ち取るための選考のコツ」までを分かりやすく解説します。
「自分の声が番組づくりに活かされる楽しさ」を、あなたも体験してみませんか?
テレビ局の視聴モニターの基本情報

視聴モニターとは?
テレビ局の視聴モニターとは、
「指定されたテレビ番組を視聴し、感想をレポートにまとめて提出するお仕事」です。
基本的に視聴した感想を自由にまとめれば良いですが、単に「面白かった」「感動した」という感想だけでなく、番組の構成やテンポ、出演者のコメント、テロップの見やすさなど、より具体的なフィードバックが望ましいです。
テレビ局側はこれらのレポートを参考に、今後の番組改善や番組作りの指針に役立てています。
視聴モニターの働き方や条件について、私が参加した際の条件を参考までに掲載します。
| 項目 | 内容 |
| 勤務形態 | 完全在宅(リアルタイムや録画などで視聴し、Wordに感想をまとめてメールで提出) |
| 任期(期間) | 半年間 |
| 提出頻度 | 月3〜4本程度 |
| 報酬・謝礼 | 月1万円 |
| 採用人数 | 8名 |

採用人数が多くないので、倍率は高めのようです。
どんな流れで仕事をするの?
事前に視聴対象となる番組が1か月ごとに3-4本指定され、メールでお知らせされます。

番組の数日前にはリマインドメールも送ってくれます。
リアルタイムや録画しておいたもの、見逃し配信などを活用して、自分の都合の良い時間帯に視聴します。
視聴後はWordファイルの指定フォーマットに感想を700文字程度でまとめ、メールでテレビ局へ提出します。
締め切りは放送日から1週間程度です。
完全在宅で完結し、割と自分のペースで取り組めるようになっています。

家事や育児の合間に作業したい方や、本業の傍らで在宅ワークをしたい会社員の方にも適度な業務負荷だと思います。
【体験談】実際にやって分かったメリットや注意点

私が実際にテレビ局の視聴モニターをしてみて、「挑戦して良かった!」と感じる一方で、「ここはあらかじめ知っておいた方がいいな」と思うリアルな注意点も見えてきました。
ここでは、実体験をもとに感じたメリットと注意点を正直にお伝えします。
視聴モニターをやって感じたメリット
視聴モニターをやってみて、実際に感じたメリットをご紹介します。
挑戦するきっかけになれば幸いです。
1. 思った以上に楽しい
テレビを視聴してその感想をまとめる、というのは思った以上に楽しいです。
普段なら絶対見ないテレビを視聴したり、知らなかった情報を得られるきっかけになります。
また、どうしたらもっと良い番組になるかな、など考えながら見ると、テレビが普段と違った見え方をしてきます。
私にとってはこれが新鮮な経験で、これで1万円がもらえるのであれば、かなり割の良いお小遣い稼ぎになると思いました。

テレビ好きにとっては、最高のお仕事かもしれません。
2. 他の人の感想を見るのも面白い
視聴モニターをやっていて興味深いのが、「他のモニターメンバーが書いた感想も閲覧できること」です。

月ごとに視聴モニターの感想がまとめられた報告書が送付されてきます。
同じ番組を観ていても、年代や立場などが違えば、受ける印象や注目ポイントが異なったり、それでも同じこともあったりします。
- 「自分は面白いと思ったシーンが、他の人はこう感じたんだ」
- 「自分が指摘したことと同じことを書いてる人が何人もいるな~」
このように、他のメンバーの感想や指摘を見ていると、多様な考えが知れたり、共感したりできます。
ただ番組を観て感想を書くだけでなく、
「世の中の人がどう感じているのか」を客観的に学べる知的な面白さがある
のも、視聴モニターならではの隠れた魅力です。
3. 文章を書くスキルが身につく
番組の視聴感想を書いていると、ライティングスキルが自然と身に着く気がします。
テレビ局側からは文章のクオリティは求められず、素直な感想を書いてください、と言われますが、それでも読み手のことを考えると、それなりに読みやすい文章は必要です。
そして、指定の文字数があるので、その中で如何に自分の感じたことを言語化するか、という事を考えながら感想をまとめるので、自然と表現力などが鍛えられます。

ライティングスキルは本業でも役立つ場面は多いので、副業でスキルアップもできるのは嬉しい誤算でした。
知っておくべき注意点
いろいろと視聴モニターのメリットをお伝えしましたが、注意点もいくつかあります。

ラクそう、といった印象だけで始めると大変かもしれません。
1. 興味のない番組も全部視聴しないといけない
テレビ局が指定する番組を視聴しないといけないので、それが自分にとって興味があろうがなかろうが、関係ありません。

個人的には、お昼の情報番組は全く興味がないので、結構きつかったです。
関心が薄いテーマについて自分の意見をまとめる作業は、想像以上にエネルギーを使います。
そもそも何も感じないこともあるので。。。
そのため、「好きなテレビを観るだけ」と思って始めるとギャップを感じやすいポイントです。
2. 放送時間ごとの大変さがある
視聴する番組の放送時間(長さ)によって、違った大変さがあります。
放送時間が長いと、とにかく視聴するのが大変です。
一方で、短い番組がラクかと言われるとそうでもないです。
放送時間が短い分、書ける感想やネタが少なく、指定文字数を超える感想文を書くのに時間を要します。
どちらにしてもそれなりの労力を要するので、ラクな仕事と思って始めると大変かもしれません。
3. 最低限の業務環境は必要
テレビを視聴して感想を提出する仕事ですが、最低限の環境は必要です。
もちろんテレビは必要ですが、それ以外にWordのやり取りができるパソコンなどのデバイス環境が必要です。
また、録画環境もほぼ必須だと思います。
仕事やプライベートの状況によっては、リアルタイムの視聴が無理な場合があります。

報告書でもほとんどのモニターがリアルタイムでは視聴していない、というデータもありました。
また、TVerでカバーしきれない番組も多数あるので、録画機器がないと視聴モニターをやり切るのは至難の業だと思います。
これらの理由から、視聴モニターに取り組まれる場合、必要最低限の環境が整っている必要があります。
【ここが一番知りたい!】視聴モニターの始め方

視聴モニターに興味を持った方が一番気になるのが、「どうすれば視聴モニターになれるのか?」という点ですよね。
簡単にその流れと、視聴モニターに選ばれるコツをお伝えします。
視聴モニターの応募方法
視聴モニターになるには、各テレビ局の募集に応募します。
ただ、個人情報を記入して終わりではなく、基本的に指定された番組の感想も併せて提出する必要があります。

視聴モニターとして、ちゃんと感想を書けるか審査される訳です。
倍率が高い場合もあるらしいので、感想はしっかりと時間をかけて作成しました。
応募のタイミングは「春と秋の番組改編期」
視聴モニターの募集は、主に年2回(3月〜4月開始の春募集/9月〜10月開始の秋募集)の番組改編期前に集中します。
募集情報は以下のような場所で告知されるため、狙っているテレビ局がある場合はこまめにチェックしておきましょう。
- テレビCM
- テレビ局の公式サイト(「お知らせ」「CSR」「採用・モニター情報」ページなど)
- テレビ局の公式X(旧Twitter)やSNS
- データ放送や番組内のテロップ告知
応募時の感想を書く際のコツ
先ほどお伝えした通り、応募の際には指定番組の感想の提出を求められるのが一般的です。
ここでヘタな感想を提出しても、視聴モニターの採用にはつながらないので、しっかりと取り組むべきです。
幸運なことに私は一発で採用されたので、感想をまとめる際に意識したことをお伝えします。
1. 褒めると指摘をバランスよく入れる
テレビ局は番組をより良くするための感想を求めているので、
良いと思ったところは褒めて、気になったところはしっかりと指摘しました。
ただ、良い悪いをそのまま伝えるだけでなく、なぜ良いと思ったのか、なぜ悪いと思ったのか、その理由をできるだけ具体的に書くようにしました。
例えば、
〇〇のシーンは分かりやすいイラストとともに解説されて分かりやすく、魅力がしっかりと伝わりました、
といった感じで褒めたり、
〇〇さんが話しているシーンは、聞き取りづらくテロップなどでフォローがあると、より観やすくなると思いました、
みたいな感じで指摘したりしてみました。

自分が番組を作る側だったらどんな意見が欲しいか、を考えながらまとめていました。
2. 自分ならではの視点を盛り込む
誰でも書けるような感想だと選ぶ価値はあまりないと思い、自分ならではの意見を盛り込むように努めました。
例えば、
〇歳の娘を持つ私としては、〇〇のシーンは自分事の様に感じられ、
とか、
〇〇に5年ほど住んでいたのに、この番組でまだ自分の知らなかった魅力に気づかされました
といった感じで、少し個人情報を絡めつつ、感想にオリジナリティを出してみました。
3. 読みやすい文章を書く
指定の文字数を守ったり誤字脱字をしないのは当たり前ですが、さらに文章としての読みやすさには注意しました。
自分が書いた文章は何度も読み返し、違和感がないか、伝えたい内容を適切に表現しているか、一文が長すぎないか、などをチェックしました。
適度に改行を入れたり、段落ごとにまとまりを作ったりして「パッと見で読みやすい構成」に仕上げることも、有効だと思います。

結局、読み手も人間なので、パッと見でイイ感じと思ってもらえないと、採用されにくいですよね。
まとめ&最初の一歩

テレビ局の視聴モニターは、なかなか特殊で貴重な経験になると思います。
番組によっては、感想をまとめるのがちょっと大変な時もありますが、思った以上にやりがいのあるお仕事です。
「文章力に自信がない」
「自分に務まるかな…」
と難しく考える必要はありません。
テレビ局が本当に求めているのは、プロのような専門的な批評ではなく、日常の中でテレビを楽しんでいる「あなただからこそ気づける等身大の意見」です。
工夫を少し凝らすだけで、選考の通過率もガラリと変わるはずです。
ぜひこの記事を参考に、第一歩を踏み出してみてください。

あなたの声がきっかけで、いつもの番組がもっと面白くなるかもしれませんよ!!

