今回は花王のエストから出ている美容液の成分解析と使用レビューをします。

それが、こちらのエスト セラム ワン アドバンスドです。
今回はこちらの美容液の実力を見て、特徴をお伝えしようと思います。
最後までご覧ください。
エスト セラム ワン アドバンスドのキホン

まずは、簡単にエスト セラム ワン アドバンスドの特徴をお伝えします。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
- 分類:医薬部外品 美容液
- 発売日:2025年10月
- 内容量・価格:90g・13,200円

普通のアイテムと違って、炭酸ガスが入ったエアゾール製品になっているのも特徴です。
炭酸泡を含んだ美容液

一番の特徴が剤型です。
美容液というポジションでありながら、その形は炭酸の泡でできています。

よくあるジェルやクリームタイプなどとは、全く違う使用感になっています。
化粧水のなじみを良くする

美容液が角層に浸透して、肌を潤いで柔らかくしてくれるので、そのあとに使う化粧水のなじみを良くしてくれます。

導入美容液のような効果もあるわけです。
使い方

使う順番は一般的な美容液よりもちょっと早く、洗顔後、化粧水の前になります。

使うときは容器を振らずに、頭を上にして出します。
泡をつぶさないように顔にのせ、やさしくゆっくりと顔全体に広げてから、なじませていきます。
成分解析

では、成分解析をしていきます。
以下が、全成分表示です。
ナイアシンアミド*、水、BG、ジメチコン、DPG、二酸化炭素、イソノナン酸イソトリデシル、グリセリン、ジグリセリン、海藻エキス-1、エクトイン、柚エキス、人参エキス、濃グリセリン、PEG1540、POE・ジメチコン共重合体、POE水添ヒマシ油、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、無水エタノール、無水ケイ酸、水酸化カリウム液(A)、リン酸1K、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン、香料 *は「有効成分」無表示は「その他の成分」
保湿剤、炭酸ガス、オイルがメインの成分で、さらに界面活性剤や植物エキス、防腐剤やキレート剤などが添加されている形になっています。
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
これらの特徴を、もう少し詳しくお伝えしていきます。
花王独自技術で作られる炭酸泡

花王は炭酸泡の技術開発にも熱心で、多くの特許を出願しています。
その技術によって、非常に細かい炭酸泡を作り出し、さらに、その炭酸が抜けにくくなっています。
そのため花王の炭酸泡は、容器から出してシュワシュワしておしまいではなく、より濃密でクリーミーになっています。

炭酸には、血流促進やターンオーバーの正常化など、肌にうれしい効果がいろいろと確認されています。
有効成分としてナイアシンミドが配合

この美容液は医薬部外品で、シワ改善と美白効果のあるナイアシンアミドが有効成分として配合されています。
有効成分は効果が確認されている濃度で配合されるので、シワ改善と美白効果がしっかりと期待できます。

ナイアシンアミドは非常に多くの医薬部外品で使われるようになって、定番化している印象です。
あっさりとした保湿剤を多く配合

この美容液には以下のように、多くの保湿剤が配合されています。
- BG
- DPG
- グリセリン
- ジグリセリン
- エクトイン
- 濃グリセリン
- PEG1540
この中で、比較的多く配合されているのがBGやDPGで、割とあっさりとしているもので構成されているのが特徴的です。
なので、仕上がりはしっとり感たっぷり!!というよりも、さっぱりとした感じになりやすいと考えられます。
ポジションが美容液なので、保湿はしつつも後のアイテムの邪魔をしないようなバランスを取っているようです。

あっさりといいつつも、濃厚な保湿剤も含まれているので保湿力自体は十分高いと思います。
成分解析まとめ
エスト セラム ワン アドバンスドの成分解析をした結果、以下の結論となりました。
ナイアシンアミドや保湿剤は割と定番な構成ですが、そこに花王が得意とする炭酸技術が加わることでオリジナリティの高い美容液になっています。

やはりウリは炭酸になっています。
使用感レビュー
では、実際に使ってみて使用感レビューしてみます。

出てくる泡はかなりキメが細かく濃密さを感じられます。
花王の技術がしっかりと活かされているのがわかります。

塗り伸ばしていると泡は消えていき、とろっとした美容液になりスルスルと広がっていきます。
香りはエストのフローラルさがしっかりと感じられ、かなりいい香りだと思いました。

なじませていくと、保湿剤のしっとり感に肌が包まれていきます。
べたつく嫌な感じはなく、スッと素直になじんでくれました。

なじみきると、適度なしっとり感のあるスベスベ肌に仕上がります。
すごく保湿してこれでお手入れ完了!というよりは、後に使うアイテムのために肌を整える感じになります。

軽い感触の保湿剤が多めに配合されているのが、効いている感じがしました。
総合評価

エスト セラム ワン アドバンスドの成分解析と使用レビューをしてみました。
その結果をまとめます。
良い点と気になる点
・炭酸ケアの心地よい使い心地
・ナイアシンアミドで抗シワや美白をケアできる。
良い点はとしては、使い心地やナイアシンアミドです。
花王の技術が活かされたきめ細かく濃密な泡が、いつもと違うスキンケア体験をもたらしてくれます。
また、使っているときはエストのフローラルな香りに包まれ、さらに満足度を高めてくれます。
さらに、ナイアシンアミドが有効成分として配合され、シワや美白のケアができるので、スキンケア効果もちゃんと期待できます。

泡の心地よい使用感は、ほかのアイテムでは作り出せない特別感があります。
・美容成分は割と定番成分で作られている。
・コスパはあまり良くない。
気になる点としては、配合成分と価格です。
炭酸は花王の独自技術で魅力的ですが、それ以外の配合成分は割と定番で、それに対して1万を超える価格はちょっと高い印象です。

エアゾール製品はコストがかかるので、その分どうしても価格が高くなる傾向になってしまいます。
おすすめしたい方
これまでお伝えした特徴から、おススメしたい方は以下の通りです。
・いつもと違う心地よさをスキンケアに求める方。
やはり炭酸が特徴的なので、新しいケア方法を取り入れたい方にピッタリなアイテムです。
また、泡の独特の使い心地が良いので、スキンケア中の満足感をさらに高めたい方にもおススメしたいです。
結論

まとめとして、エスト セラム ワン アドバンスドは、
花王の泡技術をふんだんに楽しめる、シワと美白のダブルケア美容液
になっていると結論付けました。

スキンケアに特別感を求める方は、ぜひこの炭酸泡の使用感を味わってみてほしいです。
そのほかのスキンケアアイテムもレビューしています。
この「【元化粧品開発者視点】いろんなプチプラ基礎化粧品を解析、レビューしてみた」も是非ご覧ください。

