今回は花王 キュレルのちょっと変わったアイテムの成分解析と使用レビューをします。

それが、こちらのキュレル 潤浸保湿 パウダーバームです。
今回はこちらのバームの実力を見てみたいと思います。
この記事でキュレル 潤浸保湿 パウダーバームの特徴が良く分かると思います。
最後までご覧ください。
キュレル 潤浸保湿 パウダーバームのキホン

まずは、簡単にキュレル 潤浸保湿 パウダーバームの特徴をお伝えします。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
- 分類:化粧品
- 発売日:2024年4月
- 内容量・価格:34g 2,090円

キュレルのスキンケアアイテムはほとんどが医薬部外品ですが、このアイテムは化粧品になっています。
美肌形成バリア膜が肌悩みにアプローチ

このバームのウリとして、美肌形成バリア膜というものがあります。

肌の上に特別な膜を形成させることで、以下の効果を発揮します。
- 汗・皮脂を吸収し、べたつきを抑える。
- ほこりや摩擦など外的刺激から肌を守る。
- 毛穴・凹凸の目立ちを抑える。

スキンケアというよりは、メイク品に近い役割りをするようです。
バーム状で独特なテクスチャーになっている

キュレル 潤浸保湿 パウダーバームは、その名の通りバーム状になっています。
一般的なスキンケアアイテムとは異なる配合成分で、かなり独特なテクスチャーになっています。
配合成分やテクスチャーについては、後ほど詳しくお伝えします。
乾燥性敏感肌のための低刺激設計
キュレルは肌への刺激を抑える設計になっています。
具体的には以下の配慮がなされています。
- 弱酸性
- 無香料
- 無着色
- アルコールフリー
- アレルギーテスト済
- ノンコメドジェニックテスト済
- 乾燥性敏感肌の方のパッチテスト済

最後の乾燥性敏感肌の方によるパッチテスト済は、同じ悩みを持つ方にとって頼もしいですね。
ベストコスメ15冠受賞

キュレル 潤浸保湿 パウダーバームは評価が高く、ベストコスメ15冠受賞を達成しています。

これだけの受賞歴はかなり多く、注目度の高いアイテムなのがわかります。
使い方

キュレル 潤浸保湿 パウダーバームは、一般的なスキンケアを終えた後に使います。

朝夜どちらも使用可能ですが、製品の特徴からすると、朝のメイク前に使うのがベストだと思います。

キュレル 潤浸保湿 パウダーバームの成分解析

では、キュレル 潤浸保湿 パウダーバームの成分解析をしていきます。
以下が、全成分表示です。
ジメチコン、シリカ、硫酸Ba、水添ポリイソブテン、BG、グリセリン、スクワラン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、水、DPG、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド、パルミチン酸デキストリン、ユーカリ葉エキス、(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、ヒドロキシウンデカン酸、プルラン、コレステロール(羊毛)、ステアロイルメチルタウリンNa、PEG-60水添ヒマシ油、コハク酸、酸化亜鉛
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
W/Siタイプで独特の使用感になる
バームなので普通のスキンケアアイテムとは、ちょっと構成が変わっています。
一般的なクリームなどはO/Wタイプという、水の中に油が分散していて、みずみずしい使用感が特徴的です。

一方で、このバームはW/Siというタイプで、シリコーンの中に水が分散している形をとっています。
W/Siはシリコーン成分メインなので、べたつきのないシルキーな使用感ががっつり出てきます。
全成分表示を見ても、普通は最初に水が記載されますが、ジメチコンになっていてメイン成分であることが分かります。
このように水の代わりにシリコーン成分が配合されており、独特のテクスチャーを生み出しています。
ジメチコンが一番多く配合され、W/Siタイプになっていて、シルキーな使用感が前面に出る。
シリコーンエラストマーがソフトフォーカス効果を発揮
先ほどお伝えした通り、このバームはW/Siタイプですが、そのおかげで特殊なシリコーンも配合されています。

それがシリコーンエラストマーと呼ばれるものです。
全成分名称では、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーです。
シリコーンが網目状になっている構造で、それが集まって球状に固まっています。
この球状の粒子が肌の上で塗り広がることで、通常のシリコーンオイル以上にシルキーな感触がでます。

このシリコーンエラストマーはペースト状で、シリコーン成分の中でも、シルキーなサラサラ感が群を抜いています。
また、このシリコーンエラストマーが球状で、毛穴などに入って光を散乱させる効果があります。
これをソフトフォーカス効果と言います。

このソフトフォーカス効果によって、肌の凹凸感や毛穴の目立ちを抑えてくれます。

メイク品でもこの効果を使って、毛穴目立ちを抑えたりしています。
球状シリコーンが光を散乱させて、気になる部分の目立ちを抑えてくれる。
粉体が多く、汗・皮脂の吸収や毛穴ぼかしに効果的

このバームの主な成分として、シリコーン以外に以下の粉体が多く配合されています。
- シリカ
- 硫酸Ba
これらの粉体が汗や皮脂を吸収して、不快なべたつきを抑えたり、メイクの崩れを防いだりしてくれます。
また、これらの粉体にもソフトフォーカス効果があります。
そのため、先ほどのシリコーンエラストマーと併せて、しっかりと肌の凹凸や毛穴の目立ちを抑えてくれることが期待できます。
シリコーン成分と粉体の組み合わせで、高いソフトフォーカス効果が期待される。
成分解析まとめ
キュレル 潤浸保湿 パウダーバームの成分解析をした結果、以下の結論となりました。
シリコーンと粉体の組み合わせで、べたつきや気になる部分をケア。
シリコーン成分と粉体が大部分を構成したバームで、シリコーン成分由来のテクスチャーが特徴的です。
また、シリコーン成分の中でも少し特殊なシリコーンエラストマーと、粉体によってべたつきや気になる部分のケアにも適しています。
スキンケア成分はあまり配合されていないので、どちらかと言うとメイク品の扱いに近い内容になっていました。

キュレルのウリである疑似セラミドも、そんなに配合されていないと思います。

キュレル 潤浸保湿 パウダーバームの使用感レビュー
では、実際に使ってみて使用感レビューしてみます。

出してみると、結構硬めなバームなのが分かります。
W/Si製剤特有のマットな外観をしています。

塗り伸ばすと、崩れるような独特の感触で伸びていきます。
香りは無香料で、シリコーン成分由来と思われる、独特な香りが少し気になります。

塗り広げていくと、シリコーンと粉体で出来た膜が、肌の上に乗っていくように馴染んでいきます。
水分や油分も少ないので、べたつく感触は一切感じられません。

なじませると、肌表面はめちゃくちゃサラサラに仕上がります。
実際に朝、顔に使ってみると、日中の顔のべたつきをかなり抑えてくれるのが分かります。

私は皮脂が多く出て、顔がすぐテカってしまうので、このべたつきを抑える効果はかなり嬉しいです。

そして、明らかに肌を白くして、毛穴の目立ちを抑えてくれているのが分かります。
この後のメイクアップの下地づくりとしても、しっかり活躍してくれそうです。
肌の上でシルキーな膜を作り、べたつきや毛穴の目立ちをしっかり抑えてくれる。

総合評価

キュレル 潤浸保湿 パウダーバームの成分解析と使用レビューをしてみました。
その結果をまとめます。
良い点と気になる点
・日中のべたつきをしっかりと抑えてくれる。
・ソフトフォーカス効果もちゃんと感じられる。
・テクスチャーがシルキータッチで心地よい。
良い点としては、べたつきを抑える効果や、ソフトフォーカス効果がしっかりと感じられることが挙げられます。
また、シリコーン成分を主体とするシルキーなテクスチャーで、使い心地の良さも良い点ですね。
・基剤臭が気になる。
・スキンケア効果はあまり期待できない。
香料が配合されていないので、原料の臭い(基剤臭)がしますが、その匂いがちょっと強めです。
臭いの感じ方は個人差がありますが、臭いに敏感な方は気になるかもしれません。
また、疑似セラミドなど美容成分も配合されていますが、その量は大したことないと思われるので、スキンケア効果はあまり期待できません。

スキンケアアイテムとしてよりも、メイク品に近いアイテムとして扱う方が良いと思います。
おすすめしたい方
これまでお伝えしたキュレル 潤浸保湿 パウダーバームの特徴から、おススメしたい方は以下の通りです。
・毛穴の目立ちを抑えて、メイクの仕上がりを良くしたい方。
皮脂や汗を吸収する粉体がしっかりと配合されていて、メイク崩れを抑えてくれるので、オイリー肌の方にピッタリです。
また、ソフトフォーカス効果もしっかり感じられるので、メイクだけだと毛穴目立ちが気になる方の強い味方になってくれます。

毎日のメイクのクオリティを底上げしてくれるアイテムになっています。
結論

まとめとして、キュレル 潤浸保湿 パウダーバームは、
メイク崩れ防止とソフトフォーカス効果の高い、メイク効果底上げバーム
になっていると結論付けました。

男性だと顔のテカリ防止目的で使うのもアリですね。

そのほかのスキンケアアイテムもレビューしています。
この「【元化粧品開発者視点】いろんなプチプラ基礎化粧品を解析、レビューしてみた」も是非ご覧ください。