1品でスキンケアが完了してしまうというオールインワン。
1品だけでケアできるなんてすごく便利ですよね。
でも、
どうしてオールインワンだけでいいの?
オールインワンだけで効果あるの?
といった疑問を持たれる方も、少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、私の経験的な知見とはなりますが、オールインワンについて、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
オールインワンに明確な定義はない
オールインワンはその名の通り、これだけでケアが完了してしまうアイテムを指します。
化粧水、乳液、美容液、クリーム等、複数のアイテムの役割を兼ねてるんですね。
ジェル(ゲル)タイプが最も一般的かと思いますが、ローションタイプやクリームタイプ等様々な剤形で販売されています。
なぜこんなにいろいろな形でオールインワンは存在しているのでしょうか?
それは、オールインワンに明確な定義はないからです。
ですので、メーカーがオールインワンだと言えば、オールインワンになってしまうのです。
ただ、何でもかんでもオールインワンだと言える訳でもありません。
オールインワンだと言うために最低限の構成成分はありますので、次にそれをお伝えします。
どうしてオールインワンと言えるのか
オールインワンと言うためには、化粧水やクリーム等の役割りを兼ねる必要があります。
では、一般的なアイテムの役割は何でしょうか。
- 化粧水:肌に潤いを与える
- 乳液:肌に潤いを与え、肌を保護する
- 美容液:美容成分を与える
- クリーム:肌を保護する
大まかにまとめるとこんな感じでしょうか。
では、それぞれの役割を果たすために必要な成分は何でしょうか。
- 肌に潤いを与える:水溶性の保湿剤
- 肌を保護する:オイル
- 美容成分を与える:美容成分
すごくおおざっぱにまとめるとこんな感じです。
ということは、水溶性の保湿剤とオイル、美容成分が配合されていれば、一応化粧水からクリームまでの役割りは果たせてしまうことになります。
そうです、オールインワンには水溶性の保湿剤とオイル、美容成分がすべて配合されています。
ですので、オールインワン一品で化粧水からクリームまでの役割りを果たす、と言っている訳です。
これがオールインワンと言える理屈なんですね。
なんか屁理屈っぽいですよね。だから言ったもの勝ちなんです。
ちなみに、パックの役割りまで果たすものもありますが、これはほとんどジェルタイプで見られます。
ジェルに厚みがあり、垂れずにパックの様に使えるので、パックの役割りもあると言っています。
オールインワンに効果はあるのか
では、本当に化粧水からクリームまでの役割りを果たす効果はあるのでしょうか。
答えとしては「無くはない」です。
成分は配合されているので効果はあるけれど、期待しすぎてはいけません。
やはり化粧水、乳液、美容液、クリームをそれぞれ使う方が効果はあります。
一番大きな理由としては、肌に塗られる成分の量が少なくなってしまうからです。
オールインワンは3、4品分のアイテムを1つに集約していますが、一度に肌に塗れる量には限度があります。
特にオイルは、テクスチャーの観点から配合量が控えめになる傾向があるので、肌の保護効果は物足りません。
オイルの水分蒸散抑制効果は非常に大切です。
一方で、各アイテムをそれぞれちゃんと使うと、各成分を十分な量を塗ることができるので、当然肌への効果も高まります。
クリームであれば、オイルもしっかりと配合されているので、肌の保護効果はばっちりです。
ですので、オールインワンはそれぞれの効果を持つ成分は配合されていますが、その効果はそこまで期待できるわけではありません。
オールインワンのケアが向いてる人・向いてない人
オールインワンの効果に過剰な期待はするな、と書いてしまいましたが、全く役に立たない訳ではありません。
ここでは、オールインワンをおすすめできる人、できない人を挙げてみます。
オールインワンのケアが向いている人
オールインワンに向いているのは以下のような方です。
- これからスキンケアを始めようとする方
- 春~夏場の若い男性
これからスキンケアを始めようとする方
これからスキンケアを始める方には、オールインワンの手軽さは非常に魅力的です。
いきなり化粧水、乳液、クリームとやっていこうとしても、手間や時間がかかりますし、コストもそれなりになります。
そうすると、せっかくスキンケアをしようと思ってたモチベーションも徐々に下がってきてしまいます。
いきなり頑張りすぎるのは挫折の元です。
まずは、無理のない範囲でオールインワンから手軽にケアを始めると、スキンケアが習慣化してくるかと思います。
それで、物足りなさを感じるようになったら、美容液を足したり、とアイテムを増やしていけばいいと思います。
また、今までスキンケアをそんなにしてこなかった方であれば、オールインワンでもしっかりとケアをすれば、十分効果を体感できると思います。
ですので、これからスキンケアを始めようと考えている方は、まずはオールインワンから始めるというのも一つの手です。
春~夏場の男性
男性は皮脂の分泌量が多く、特に暖かくなる春から夏場は顕著です。
皮脂には肌の保護効果がありますので、オールインワンで特に不足しがちなオイルが必要ありません。
ですので、オールインワンだけでも基本的なスキンケアは十分可能です。
ただし、秋冬になると、皮脂の分泌量は落ちますし、外気も乾燥していて、肌にとっては過酷な環境になるため、若い男性でもオールインワンだけでは厳しいです。
季節に合わせてケアの内容も変えていきましょう。
オールインワンのケアが向かない人
オールインワンに向かない人はずばり、さきほどお伝えした向いている人以外です。
要するにほとんどの方です。
基本的にオールインワンだけのケアでは、やはり物足りないです。
特にお肌にとって過酷な環境の秋冬はかなり厳しいです。
もちろん何もしないよりは全然マシですが、スキンケアの伸びしろはまだまだあります。
それなりの効果を期待したければ、オールインワンだけの楽ちんケアに頼るのはおススメしません。
オールインワンでも使い方次第で強い味方に
先ほどはオールインワンでのケアは基本的におススメしないとお伝えしました。
ただし、おススメしないのはオールインワン’だけ’でのケアです。
オールインワンも使い方次第では、しっかりと役に立ちます。
例えば
オールインワンを最初に使い、続いて乳液やクリームを使う
といった方法が挙げられます。
オールインワンでうるおいを与えて、乳液やクリームで足りない保護効果を補ってあげる狙いです。
春夏は乳液で、秋冬はクリームと季節に合わせて変えるのもいいですね。
他にも、
オールインワンの美容成分と、同じものを配合している美容液を足して効果アップ!
というのもいいですね。
オールインワンにひと手間加えてあげることで、ちょい楽で効果的なスキンケアにできます。
おすすめのオールインワン
オールインワンを使うのであれば、その他のアイテムとの併用をおススメしました。
少しは興味が湧きましたでしょうか?
ただ、オールインワンを使ってみようと思っても、多くのメーカーから様々なアイテムが発売されていて、迷うことがあるかと思います。
ここでは、私のおすすめのオールインワンアイテムをお伝えします。
基本的にコスパの高さ重視で選んでいますので、気軽に試してもらえたら幸いです。
肌ラボ 極潤 ハリパーフェクトゲル
引用元:ロート製薬HP
コスパが高い、肌ラボシリーズのオールインワンゲルです。
ナイアシンアミドが有効成分として配合されている医薬部外品というのが大きな特徴です。
ナイアシンアミドは抗シワ効果や美白効果が有名ですが、それ以外にも肌に良い様々な効果があります。
ナイアシンアミドは私も好んで使っています。
おすすめ成分の一つです。
また、医薬部外品の有効成分として配合されていて、効果が期待できる量が確実に配合されているのがおすすめしたい最大の理由です。
医薬部外品に関して詳しくは、
この「【元化粧品開発者が解説】化粧品と医薬部外品の違いとは?」も是非ご覧ください。
それでいて、1,000円台とコスパが非常に高いので、迷ったらとりあえずコレを選んでおけば間違いないです。
楽天市場で肌ラボ 極潤 ハリパーフェクトゲルを探す。uno バイタルクリームパーフェクション
引用元:finetoday HP
メンズ向けのオールインワンジェルクリームです。
こちらも医薬部外品です。
有効成分はトラネキサム酸で、美白の有効成分として配合されていますが、抗炎症作用もあるため、肌荒れ防止にも効果が期待できます。
ニキビなどの肌荒れに悩みがちな男性に、特におススメしたいアイテムです。
そして、メンズアイデアなので、よりべたつきにくいテクスチャーになっていて、さっぱりとした仕上がりになります。
こちらも1,000円台で購入可能なので、気軽に試してみてください。
Amazonでuno バイタルクリームパーフェクションを探す。
楽天市場でuno バイタルクリームパーフェクションを探す。まとめ
今回はオールインワンについて詳しくお伝えしました。
正直オールインワンだけのケアでは、少々物足りないですが、うまく活用すれば簡単に効果的なケアができるアイテムです。
ぜひ皆さんのスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。