こんにちは。kazunariです。
今回はパナソニックのアルカリイオン整水器の設置方法と使ってみた感想をまとめてみました。
我が家ではなく、実家に設置しました。
設置してみると非常にコンパクトで使いやすく、思った以上におすすめできるデバイスでした。
浄水やアルカリイオン整水器が気になっている方は、一度チェックしてみていただきたいです。
アルカリイオン整水器 TK-AS31の基本情報
TK-AS31についての基本情報を簡単にまとめます。
スペック
TK-AS31の基本スペックは以下の通りです。
- 本体サイズ(高さ×幅×奥行㎝):26.1×17.8×8.6
- 生成できる水の種類:強アルカリイオン水、弱アルカリイオン水、浄水
- 除去対象物質数:19種類
- 除去カートリッジ寿命:1年または6000L
- 本体価格:オープン価格(Amazonでは31,627円)
コンパクトサイズとお手頃な価格が特徴のエントリーモデルです。
水は2種類のアルカリイオン水と浄水の計3種類作ることができます。
また、取り付ける除去カートリッジが、水道水中の19種類もの不純物を取り除いてくれます。
近年、水道水への混入が懸念されているフッ素化合物のPFOSやPFOAも除去してくれます。
カートリッジ寿命は1年と他の浄水器と比較するとかなり高寿命です。
一般的な浄水器のカートリッジ寿命が3,4か月のものが多いです。
アルカリイオン整水器のカテゴリでは、ベストセラー1位となっています。
価格.comでも1位を獲得していて、アルカリイオン整水器の中ではぶっちぎりの人気商品になっています。
アルカリイオン水とは
そもそもアルカリイオン水とは普通の水と何が違うのでしょうか。
簡単に言ってしまえば、その名の通りpHがアルカリになった水です。
電気の力で水をアルカリと酸性の水に分け、アルカリ側の水をアルカリイオン水と呼んでいます。
酸性側の水は電解酸性水や酸性イオン水と呼ばれたりもします。
アルカリイオン水には以下の効果が認められています。
アルカリイオン水は、胃腸症状の改善に働きかける効果が認められています。
また、アルカリ性によるタンパク質分解作用によって、口腔内にのこった食べかす等を分解し、口臭を抑制することも期待されています。
1日500mL~1Lの飲用が推奨されています。
浄水とは
浄水は除去カートリッジによって、水道水の不純物を取り除いた水のことを差します。
水道水をより安全に飲めるようにしたのが、浄水ということになります。
残留塩素などを取り除くので、水道水独特のカルキ臭も抑えられ、おいしい水を飲むことができます。
実際はアルカリイオン水も不純物を取り除いているので、浄水を電気分解したのがアルカリイオン水ということになります。
工程としては、水道水→浄水→アルカリイオン水、という流れです。
上位機種との違い
パナソニックにはエントリーモデルのTK-AS31以外に、上位機種のスタンダードモデルがあります。
エントリーモデルとスタンダードモデルの大きく異なる点を比較してみます。
当然、多くの項目でスタンダードモデルの方がスペックが高いです。
ただ、どちらも除去物質は同じなので、エントリーモデルでも十分活躍してくれます。
家族構成や使用頻度で選ぶのが良いです。
私の場合、実家の両親が使うだけなので、エントリーモデルを選びました。
ちなみにスタンダードモデルにはTK-AS47とTK-AS48の2つあります。
両者で処理水量など微妙な差はありますが、最も大きな違いはアルカリイオン水や浄水の出る場所です。
TK-AS47は本体についている吐水ホースから出ますが、TK-AS48は蛇口から出すことができます。
TK-AS48の方が本体を流し付近に置く必要がないので、置く場所の選択肢が広いです。
設置手順
では、実際に実家のキッチンに設置してみた流れをお伝えします。
水栓金具に食洗器用の分岐水栓(白いホースがつながっているところ)が付いていますが、今回は関係ありません。
特別な工具は特に必要としませんでしたが、滑りにくい作業手袋や布があると、取り付けがラクになるのでお勧めです。
設置の流れ
同梱内容は写真の通りで、パーツが少ないので設置がラクそうです。
出してみて驚いたのが、本体のコンパクトさです。
私の手のひらより少し大きいくらいで、想像を超えるコンパクトさでした。
では設置していきます。
まず、蛇口の先端に付ける”泡沫用つぎて”を選びます。
白とグレーのつぎてがあり、どちらも試しに付けてみて根本まで付く方を選びます。
今回はグレーの方を選びました。
一度つぎてを外し、ナットを蛇口に通してから再度つぎてを付けます。
手回しでしっかりとつける必要がありますが、パーツが小さく力を入れにくいです。
滑りにくい作業手袋や布などがあると締めるのがラクなので、あらかじめ用意しておくことをおススメします。
次いで、水切り替えレバーを設置します。
このレバーを切り替えて使う水を選択します。
本体を設置する前に、電源コードや水の流路の左右の引き出し口を決めておきます。
設置場所によって電源や給水、排水の位置関係も変わり、使いやすさや見栄えに影響してくるので意外と重要です。
本体の設置場所を決めたら、給水ホースを繋ぎます。
給水ホースは長めについているので、適度な長さに切ってから水切り替えレバーに繋いでいきます。
ここで、アルカリイオン水や浄水が出る吐水パイプが思った以上に短かいことが判明したので設置場所を変更しました。
設置場所はもう少しちゃんと考えておくべきでした。
コンパクトサイズで狭い場所にも置けて助かりました。
取り付けた給水ホースは、ホース固定バンドで水栓金具に固定しておきます。
次いで、吐水パイプを付けます。
ここから、アルカリイオン水と浄水が出てきます。
完成が近づいてきました。
排水ホースも長いので、適当な長さにカットして吸盤で固定します。
アルカリイオン水を生成するときに一緒にできる酸性水が排水されます。
電源を接続したら、これにて設置完了です。
分岐水栓から白いホースが伸びていますが、食洗器用なので関係ありません。
設置後の確認
まず設置したら強アルカリイオン水を3~4分ほど流します。
その間に各接続部から水漏れがないかを確認します。
そして、アルカリイオン水のpHがきちんと規定値に入っているかを確認します。
計測カップに指示薬を2滴入れます。
そこへ強アルカリイオン水を入れるとpHに応じた色味を呈するので、測定表の色味からpHを確認します。
pHが9~10の間であればOKです。
TK-AS31の使い方
水道水をそのまま使う場合は、水切り替えレバーで”ストレート”と”シャワー”を選べばそのまま出てきます。
アルカリイオン水、浄水の場合は水切り替えレバーを”浄水”にします。
すると、吐水パイプから水が出てきます。
水道水を使う場合とアルカリイオン水、浄水を使う場合で水の出どころが変わります。
そして、この状態で本体のスイッチを浄水、アルカリイオン水で選ぶことで、吐水パイプからの水が変わります。
アルカリイオン水は弱と強があるので、ボタンを押して変更します。
使い方はとてもシンプルになので、特に迷うことはありません。
水道水とアルカリイオン水と浄水の飲み比べ結果
それぞれの水の違いを感じられるか飲み比べてみました。
水道水と浄水で比較してみると、確かにカルキ臭がなくなり、水本来の雑味の無いスッキリとした味になりました。
これは明らかに違いを感じます。
浄水を飲み慣れてしまうと、水道水の匂いが気になって飲めなくなりそうです。
次に浄水とアルカリイオン水での見比べてみました。
こちらの場合は、正直味や風味に違いは感じられませんでした。
弱アルカリでも強アルカリでも違いはよく分かりませんでした。
ただ、アルカリイオン水は胃腸に対して効果が認められているので、飲み続ける習慣が大事です。
実際、設置1か月後にアルカリイオン水の効果を聞いてみると、母親はお通じの改善実感があったようです。
母親は毎日欠かすことなくアルカリイオン水を飲んでいたらしいので、やはり継続的な飲用習慣が大事なようです。
TK-AS31を使ってみた感想
使ってみて良いなと思った点と、気になった点をまとめてみました。
良かった点
良いと思った点は以下の通りです。
・とにかくコンパクトなデザイン。
・アルカリイオン水も浄水もたっぷり使える。
・カートリッジ寿命が長い。
一番良いなと思ったのはとにかくコンパクトさです。
物が多くスペースに余裕がない実家でも、すんなり設置できました。
コンパクトで白いボディがかわいいです。
それでいて、思った以上にたっぷりとアルカリイオン水も浄水も出てきます。
エントリーモデルの吐水量は1.2 L/分で、スタンダードモデルの2.0 L/分より少ない設定ですが、それでも日常の飲用には全く困りません。
カートリッジの交換が年1回という点も、手間が少なくありがたいです。
気になった点
基本的に大満足なアルカリイオン整水器ですが、強いて挙げると以下の点が気になりました。
・切り替えレバーの操作に少し慣れが必要
・ホースの長さや置き場所の設定が難しい。
まず、使い始めは切り替えレバー操作に慣れが必要だと思いました。
水道水とアルカリイオン水、浄水で水が出てくるところが違います。
そのため、切り替えレバーがどの水の設定になっているか忘れると、思わぬところから水が出ることになります。
例えば、手を洗おうとして水道水を出したつもりが、浄水がいきなり出て他の場所や服などを濡らしてしまうかもしれません。
水の出口が2つにふえるので、最初は戸惑うと思います。
また、設置時には接続ホースの長さや置く場所に少し戸惑いました。
接続ホースの長さや設置場所によっては、蛇口スパウトの可動範囲が制限されるためです。
ホースが長いと当然見栄えが悪くなりますが、短すぎると蛇口スパウトがを動かすときにホースが伸びきってそれ以上動かなくなります。
設置場所によっても、ホースの長さが変わるので同様のことが起きます。
実際に私の場合は、ホースの長さが少し短く、左側へは蛇口スパウトを目一杯回すことができなくなりました。
ホースはカットしてしまうと修復できないので、最初に慎重に長さと置き場所を決める必要があります。
まとめ
今回、実家にパナソニックのアルカリイオン整水器を設置してみました。
非常にコンパクトで十分な性能があるため、エントリーモデルでもとても満足できるものでした。
これがあれば重いペットボトルの水を買う必要もないですし、ゴミも出ません。
アルカリイオン水でおなかの調子も整うので、QOLがかなり向上する一台だと思いました。
売れてる理由がよく分かりました。
かなりおススメです。