今回は豆乳イソフラボンシリーズから出ている美白美容液を解析、レビューします。
豆乳イソフラボンシリーズの美白美容液ということで、非常に低価格ですが、その成分や効果はどうなのか?
この辺りを中心に、できるだけ詳しく説明したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
豆乳イソフラボン美白美容液の商品特徴
豆乳イソフラボンシリーズから出ている美白ラインの美容液です。
医薬部外品で、美白と肌荒れ防止の2つの効果を表記しています。
- 美白の有効成分:アルブチン
- 肌荒れ防止の有効成分:グリチルレチン酸ステアリル
と、2つの有効成分で構成されています。
その他の訴求成分としては、
- 保湿成分:豆乳発酵液
- 保湿成分:ビタミンC・E誘導体
が配合されています。
どちらも保湿成分としての配合です。
容器はポンプなので、毎回一定量を使うことが出来ます。
ポンプのおかげで、使いやすさは良好です。
豆乳イソフラボンシリーズということもあり、価格は100mLで1,320円(税込み,公式価格)とうれしい低価格設定となっています。
イソフラボンシリーズはクオリティに対して、お値打ちな価格設定が魅力的です。
医薬部外品で、この価格は素晴らしいですね。
豆乳イソフラボン美白美容液の成分解析
では、この美白美容液の成分解析をしてみます。
全成分表示は以下の通りです。
アルブチン※、グリチルレチン酸ステアリル※、水、BG、濃グリセリン、シュガースクワラン、ジグリセリン、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)、豆乳発酵液、ダイズエキス、dl-α-トコフェロール 2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、エタノール、カルボキシビニルポリマー、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液、ステアリン酸、セタノール、トリメチルグリシン、フィトステロール、メチルポリシロキサン、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、リン酸L-アスコルビルマグネシウム、親油型モノステアリン酸グリセリル、水酸化Na、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加ホホバ油、フェノキシエタノール、パラベン(※印は有効成分)
この表示から見えてくる特徴をお伝えします。
有効成分
有効成分はアルブチンとグリチルレチン酸ステアリルです。
どちらもスキンケアアイテムでよく見かける成分で、実績は十分にあります。
それぞれについて簡単にご説明します。
アルブチン
アルブチンは低価格の美白製品でよく見られます。
効果としてはメラニンを作るために必要な酵素「チロシナーゼ」の働きを抑制します。
この働きによって、メラニンの生成を抑える訳ですね。
メラニンは黒色の色素で、シミやくすみの元となるので、アルブチンは美白の有効成分として認められています。
肌への刺激が低く、その一方で美白効果としては穏やかだと言われています。
グリチルレチン酸ステアリル
抗炎症成分として広く使われています。
生薬の甘草から抽出されたグリチルリチン酸を油に溶けやすくしたものです。
油に溶けやすくすることで、皮膚への浸透性をアップさせています。
超メジャーな成分で実績は十分です。
その他の成分
この美容液は医薬部外品のため、全成分表示は配合量順に記載するルールではありません。
ただ、有効成分のアルブチンとグリチルレチン酸ステアリルの後ろが水、BGと続いていくため、意外と配合量順に記載しているように見えます。
配合量順に記載されていると仮定すると、特徴としては
・水溶性保湿剤の配合量が多く、みずみずしいうるおいが強い
・オイルは少なめで、水分保持能は低めといった感じです。
水溶性保湿剤
以下の成分が水溶性保湿剤で、色々と入っていますね。
BG、濃グリセリン、ジグリセリン、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)、トリメチルグリシン
BG、 濃グリセリン、 ジグリセリンはすごく一般的な保湿成分です。
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)は長い名前ですね。
こちらは、べたつきの少ない保湿剤で、グリセリン等より少しお高い機能性成分です。
トリメチルグリシンはベタインとも呼ばれ、アミノ酸系の保湿剤です。
こちらは粉状で、保湿だけでなく乾き際のべたつきを抑えてくれる働きもあります。
このように様々な保湿剤を組み合わせて、高い保湿感と効果実感を出す工夫が感じられます。
オイル
一方で、主なオイル(油性成分)は、
シュガースクワラン、メチルポリシロキサン、ステアリン酸、セタノール、フィトステロール
このあたりですね。
その中でもメインのオイルはシュガースクワランとメチルポリシロキサンです。
シュガースクワランは皮脂に含まれているスクワレンに似た構造を持つため、安全性が高く、うるおいを守ってくれます。
メチルポリシロキサンはシリコーンオイルの一種で、サラサラとした感触で、化粧品べたつきを抑え、感触を格段に良くしてくれます。
なのでオイル成分は、シュガースクワランでうるおいを守って、メチルポリシロキサンでテクスチャーを整えているという感じです。
ステアリン酸、 セタノール、 フィトステロールは固形の油で、粘度やテクスチャーの微調整で入れられるので、そこまで多くは無いと思います。
全体的にオイルの配合量は少なめのようです。
それ以外の成分
水溶性保湿剤とオイル成分以外は、美容液の粘度調整や防腐、乳化安定化等の目的で配合されています。
また、訴求成分として、
豆乳発酵液、ダイズエキス、dl-α-トコフェロール 2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩
これらが配合されています。
ただ、この美容液の価格からして、そこまで大量に配合されていないと思われるので、あまりこれらの成分に期待しすぎない方が良いと思います。
訴求成分に関して詳しくは、
この「化粧品の訴求成分とは?元化粧品開発者が徹底解説」も是非ご覧ください。
成分解析まとめ
全体的な特徴としては、美白成分と抗炎症成分がメインで、そこに水溶性の保湿剤がたっぷりと配合されたみずみずしさ強めの美容液になっていると思います。
そこに少し、スクワランやシリコーンオイルで軽くフタをしてあげている感じですね。
医薬部外品なので、あくまでも主役はアルブチンとグリチルレチン酸ステアリルです。
ただ、アルブチンは先ほどお伝えしたとおり、美白作用が穏やかなので、強い紫外線を浴びてしまった後になどの集中ケアとして使うのではなく、普段からの基礎的な美白ケアとして使う方が適していると思います。
そして、集中ケアをする際に、他の美白化粧品をプラスするのがおすすです。
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美容液は半透明~白濁の外観をしています。
乳液ほどの白さはありません。
外観の白さはオイルの量に比例するので、やはりそこまでオイルは多くないようです。
伸ばしていくと、非常にみずみずしく、さっぱりとした感触で伸びていきます。
ぬるっと伸びるのではなく、パシャっと崩れる感じです。
なじみは割と早いです。
馴染んでくると、水溶性の保湿剤感触がしっかりと感じられます。
程よく、オイルもあり、べたつきは少ないですが、しっとりとした仕上がりになります。
それなりに保湿剤リッチな美容液なので、今までのスキンケアで保湿感がもう少し欲しい、と思っている方にピッタリな使用感でした。
無香料ですが、気になる基剤臭も特になく、不快な臭いはありませんでした。
楽天市場で豆乳イソフラボンの美白美容液を探す。豆乳イソフラボン美白美容液の総評
美白美容液としては、非常に低価格で使いやすいです。
肌への安全性が高い反面、効果も穏やかなアルブチンが有効成分なので、普段からのベーシックな美白ケアとして使用するのがおすすめです。
また、肌荒れケアとして、グリチルレチン酸ステアリルも配合されているのも地味に嬉しいです。
オイルが少なめなの処方なので、みずみずしく感じられ、皮脂が出やすい夏場でも使いやすい使用感になっています。
以上の点から、豆乳イソフラボンの美白美容液はこんな方におすすめです。
・美白はそれなりに気になるけど、そこまでお金をかけるほどではない方
・油っぽい使用感が苦手で、みずみずしい仕上がりが欲しい方
・とりあえず美白ケアを始めてみたい方↓気軽に美白ケアをはじめるなら↓
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日常的な美白ケアはこのイソフラボン美白美容液でも十分ですが、より集中ケアをしたい方は、より美白作用の強い成分ハイドロキノンを使うのも一つの手です。
ハイドロキノンに関して詳しくは、
この「【元化粧品開発者が解説】本気のシミ対策はハイドロキノンで!!」も是非ご覧ください。
まとめ
豆乳イソフラボンの美白美容液をレビューしてみました。
非常に低価格でありながら、美白の医薬部外品なので、美白効果はしっかりと国が認めていることになります。
あまりお金をかけずに美白ケアをしてみたいと思う方は、とりあえずこの1本から始めてみてはいかがでしょうか。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。