今回は無印良品の美容液の使用レビューをします。

それが、こちらの無印良品 薬用ブライトニング美容液です。
今回はこちらの美容液の実力を見てみます。
この記事で無印良品の美容液の特徴が良く分かると思います。
最後までご覧ください。
無印良品 薬用ブライトニング美容液のキホン

まずは、簡単に無印良品 薬用ブライトニング美容液の特徴をお伝えします。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
- 分類:医薬部外品 美容液
- 発売日:2024年4月
- 内容量・価格:50mL 1,990円

50mLの内容量で2,000円を下回るので、美容液としてはかなりお値打ち設定です。
医薬部外品の美白美容液

この美容液は医薬部外品で、美白効果があります。
美白に効果のある有効成分が配合されていて、そのおかげで美白効果が国に認められています。

化粧品と医薬部外品はいろいろ違いますが、有効成分の配合が大きな違いのひとつです。
肌リスクを考慮した設計
無印の美容液は肌へのリスクを考慮して、以下の気遣いがされています。
- 合成香料無添加
- 無着色
- 無鉱物油
- 弱酸性
- パラベンフリー
- アルコールフリー
- アレルギーテスト済み

いろいろ無添加や成分フリーを謳っていますが、技術的にはそこまで難しいわけではないです。
使い方

使い方としては、1-2プッシュを顔全体になじませればOKです。
使う順番は化粧水の後を推奨されています。

無印良品 薬用ブライトニング美容液の成分解析

では、成分解析をしていきます。
以下が、全成分表示です。
有効成分:ビタミンC・2-グルコシド その他の成分:水、濃グリセリン、BG、1,3-プロパンジオール、1,2-ペンタンジオール、ラベンダーエキス-1、カモミラエキス-1、トウキンセンカエキス、チンピエキス、キウイエキス、オレオイルフィトスフィンゴシン、アラニン、アルギニン、L-グルタミン酸ナトリウム、セリン、プロリン、ヒアルロン酸Na-2、POE・POPブチルエーテル、ジグリセリン、グリセリンエチルヘキシルエーテル、POPメチルグルコシド、オレイン酸POE(20)ソルビタン、POE硬化ヒマシ油、キサンタンガム、タマリンドシードガム、水酸化K、クエン酸、クエン酸Na、香料
全体を見ると、有効成分と保湿剤がメインになっています。
あとは、界面活性剤、増粘剤、防腐剤など化粧品に必要な成分と、エキスなど訴求成分で構成されています。
オイルはほとんど配合されておらず、水系のアイテムになっています。
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
美白成分は穏やかな効果のビタミンC誘導体
この薬用ブライトニング美容液は医薬部外品なので、美白の有効成分が入っています。

美白の有効成分はいろいろとありますが、この美容液ではビタミンC・2-グルコシドという成分が採用されています。
ビタミンC系の美白成分で、変質しやすいビタミンCのデメリットを解消しています。
ただ、この成分が効果を発揮するには、肌にある酵素でビタミンCに変換される必要があります。
ところが、その酵素は肌の中にそんなに多くはないので、ビタミンCに変換される量も控えめです。
なので、美白効果は穏やかな成分と言えます。

効果が穏やかな分、肌には優しい成分とも言えます。
安定性の高いビタミンC系の美白成分で、効果が穏やかな分、肌リスクは低め。
うるおいを与える力は十分ある

この美容液は、いろいろな水溶性保湿剤が配合されています。
肌にうるおいを与えるスキンケアの基本成分。
配合されている水溶性保湿剤は、以下の通りです。
- 濃グリセリン
- BG
- 1,3-プロパンジオール
- 1,2-ペンタンジオール
- POE・POPブチルエーテル
- ジグリセリン
- POPメチルグルコシド
軽い感触のものから濃厚なものまで、さまざまな保湿剤が組み合わせられています。
これによって、肌にしっかりとうるおいを与えてくれます。

ただ、この美容液には、オイル成分がほどんど配合されていないので、うるおいを守る力は他のアイテムで補う必要があります。
水溶性保湿剤がいろいろ配合されていて、うるおいをしっかりと与えてくれる。
成分解析まとめ
無印良品 薬用ブライトニング美容液の成分解析をした結果、以下の結論となりました。
特徴的なのは美白成分と保湿剤です。
エキスやセラミドなども入っていますが、おそらく大した量は配合されていないため、構成としてはシンプルです。
有効成分の美白効果は穏やかなので、しっかり美白ケアしたい方には物足りないかもしれません。

成分からはほどほどの美容液、といった印象でした。

無印良品 薬用ブライトニング美容液の使用感レビュー
では、実際に使ってみて使用感レビューしてみます。

とろみのあるエッセンスタイプになっています。
増粘剤のキサンタンガムとタマリンドシードガムが効いています。

伸びがよく、ツルツルと塗り広がっていくので、顔に使った時も全体になじませやすいと思います。
柑橘系に近いオーガニックな香りがほのかに感じられ、リラックスさせてくれます。

増粘剤や保湿剤が多いためか、なじむタイミングは若干遅めな印象です。
なじみ始めると保湿剤由来のしっとり感がぐっと出てきます。

なじみきるとかなりしっとり感があり、うるおいを与える効果が、ちゃんと発揮されているのがわかります。
それでいて、保湿剤のべたつきは思った以上に抑えられています。
保湿剤のべたつき感を、ビタミンC系の美白成分のきしみ感でバランスを取っている感じがします。

ビタミンC系の成分は、乾くとちょっと嫌なきしむ感じが出ますが、保湿剤のべたつきと打ち消しあっている様に設計している気がします。
使ってみた全体の感想としては、ノビも保湿力も良く、使いやすい美容液に仕上がっている印象です。
保湿とべたつきのバランスが取れていて、使いやすい美容液に仕上がっている。

総合評価

無印良品 薬用ブライトニング美容液の成分解析と使用レビューをしてみました。
その結果をまとめます。
良い点と気になる点
・有効成分として美白成分が配合されている。
・保湿力が高いが、使いやすい使用感になっている。
・リーズナブルな価格設定。
美白成分は医薬部外品の有効成分なので、効果がちゃんと発揮する量配合されています。
美白効果がちゃんと国に認められていることになります。
保湿力も十分あり、それでいてべたつきは割と抑えれているので、使いやすい美容液になっています。
2,000円を切っているリーズナブルな価格も良い点ですね。
・美白効果は控えめな有効成分。
・無印の他の美容液と比べると中途半端な内容。
気になる点としては、ビタミンC系の美白成分です。
効果が穏やかなので、しっかりと美白ケアしたい方には物足りないと思います。

どうせ美白ケアするなら、効果を重視される方が多いと思うので、この美容液だと役不足になってしまします。
保湿効果は割とありますが、美白効果は控えめなので、他の無印の美容液と比べると、存在が薄い印象です。
同じビタミンC系の美容液であれば、高濃度美容液 ビタミンC誘導体配合の方がおすすめです。


少し値段は上がりますが、ビタミンCの種類や配合量的にこちらの方が、断然いいと思います。
おすすめしたい方
これまでお伝えした特徴から、おススメしたい方は以下の通りです。
・リーズナブルに美白ケアをしたい方。
穏やかな美白効果の美容液なので、肌への優しを重視する方にはおススメです。
また、価格も2,000円を切るため、値段を最優先する方にも適していると思います。
結論

まとめとして、無印良品 薬用ブライトニング美容液は、
穏やかな美白効果を持つ、保湿美容液
になっていると結論付けました。

コスパ良くほどほどに美白したい方には、ちょうどいスペックになっています。

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