【一眼カメラ】連写にSDカードの性能は超重要!!カードの影響を検証してみた。

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SDカードアイキャッチ
kazunari
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こんにちは。kazunariです。

カメラで連写をしていると、一時的に撮影できなることありませんか?

実はこれにはSDカードが関係しています。

新しいSDカード

そして、SDカードの性能によって、連写枚数や撮影できるようになる時間に大きな違いが出てきます。

ただ、実際どの程度違うのか、具体的な違いを知りたいと思う方もいらっしゃると思います。

そこで、今回は性能差のあるSDカードを使って、連写への影響を検証してみました。

検証の結果、想像以上にSDカードの性能が大切だということが分かりました。

この記事で、SDカードの重要性が伝わるかと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

こんな疑問を解決します!!
  • 連写とSDカードの関係とは?
  • SDカードのスペックは何を見たらいいの?
  • 実際の連写性能への影響は?
  • 連写時の転送速度の重要性

    撮影イメージ
    著作者:frimufilms/出典:Freepik

    転送速度は連写する上で、非常に重要なスペックです。

    なぜなら、連写できる枚数は転送速度によって大きく変わるからです。

    簡単に説明します。

    バッファ説明

    撮影されたデータは、カメラの一時保存領域(バッファ)に保存されて、その後にSDカードに転送されます。

    連写する場合、カメラのバッファに次々とデータが保存され、同時にSDカードへの転送も行われます。

    この時、SDカードへの転送速度が遅いと、データがバッファに溜まり、それ以上保存できなくなります。

    そうすると、バッファに空きができるまで、次の撮影ができなくなってしまいます。

    SDカードの転送速度が早ければ早いほど、バッファの空きが早く作られるので、連写可能枚数が増えます。

    以上の理由から、連写時にはSDカードの転送速度が非常に重要になります。

    SDカードのスペック規格について

    カメライメージ
    著作者:pvproductions/出典:Freepik

    SDカードにはスペックがいくつかあります。

    大まかに分けると、容量転送速度アプリの処理速度となります。

    SDカードの容量

    SDカード規格
    引用元:SD Association

    SDカードと言っても実は、いくつかの種類に分けられます。

    その容量によって、規格が異なり、名称が変わります。

    1. SD:~2ギガバイト
    2. SDHC:2~32ギガバイト
    3. SDXC:32ギガバイト~2テラバイト
    4. SDUC:2~128テラバイト

    使用するカメラがどの規格に対応しているか、事前にチェックが必要です。

    下位互換性があるので、カメラがSDXCに対応していれば、SD、SDHCにも対応します。

    転送速度

    転送速度表
    引用元:GREEN HOUSE

    連写する場合、超重要なスペックです。

    こちらのスペックを最重視して、SDカードを選ぶ必要があります。

    ただ、転送速度にはいくつかのスピードクラスがあり、少し複雑です。

    1. スピードクラス
    2. UHSスピードクラス
    3. ビデオスピードクラス

    ベーシックなスピードクラスの上位として、UHSスピードクラスがあります。

    UHSスピードクラスに対応しているカメラの方が、転送速度は速くなります。

    カードを選ぶ前に、カメラがUHSスピードクラスに対応しているかは確認した方が良いです。

    そして、どのスピードクラスも最低転送速度を示しています。

    転送速度が上がるとその分スペックが上がるため、価格も上がります。

    また、カメラがどの規格に適合しているかは確認が必要です。

    ただ、最低の転送速度を保証するものですので、SDカードを選ぶ際の参考程度の情報です。

    転送速度パッケージ

    実際はメーカー実測の最大転送速度が、パッケージ等に記載されています。

    ですので、そちらを参考に購入されることをおすすめします。

    この転送速度が連写性能に大きく影響を及ぼすため、この値をしっかりと確認してください。

    ただし、当然ながら転送速度が高くなと、併せて価格も高くなります。

    お財布事情とよく相談し、自分にとって良いバランスを探す必要があります。

    アプリケーションパフォーマンスクラス

    アプリケーションパフォーマンスクラス
    引用元:SD Association

    これはスマホなどで、SDカードに入れられたアプリの処理速度に関する情報です。

    クラスがA1とA2で分けられ、A2の方が高速処理が可能です。

    カメラで使用する際は、必要としない情報です。

    memo

    SDカードは転送速度が大事な要素。
    最低速度だけではなく、最高速度もチェック。

    購入した高速SDカード

    購入したSDカード

    少しでも連写性能を上げたくて、新たにSDカードを購入してみました。

    購入したSDカードは、SanDiskのExtreme PRO SDXCカードです。

    スペックは以下の通りです。

    1. 型番:SDSDXXD-256G-GN4IN
    2. 容量:256GB
    3. インターフェース:UHS-1
    4. スピードクラス:クラス10
    5. UHSスピードクラス:クラス3
    6. ビデオスピードクラス:V30
    7. 読み取り速度:最大200MB/秒
    8. 書き込み速度:最大140MB/秒
    9. 価格:およそ6,000円

    SanDiskのSDカードラインナップの中でも、かなりグレードの高いものにしました。

    RAWデータも保存しつつ、連写枚数を可能な限り増やしたいと思っていたので、大容量、高速転送可能なこちらを選んでみました。

    SanDiskは国内向けのパッケージと海外向けのパッケージがあるようです。

    海外向けのパッケージの方がお値打ちなので、海外パッケージを購入しました。

    SDカードパッケージ裏面

    パッケージ裏面はびっしり英語表記です。

    動作に問題はなく、256GBでおよそ6,000円でした。

    このスペックでは格安です。

    連写性能の比較結果

    SDカードの並び

    では、実際に購入した高速SDカードの性能を見てみます。

    比較対象は、これまで使用していた謎のSDカード(32GB)です。

    kazunari
    kazunari

    どうやって手に入れたかも覚えていない代物です。

    デザインが怪しいです。

    古いSDカード

    スピードクラスは記載されていて、クラス10であることは分かりますが、それ以外の情報は謎です。

    正確な比較はできませんが、高速SDカードではないことは明らかなので、低速VS高速の違いが伝われば幸いです。

    検証条件

    EOS KISS M

    検証はこちらのキヤノン EOS KISS Mで行いました。

    EOS KISS Mに関して詳しくは、
    この「【EOS KISS M レビュー】子供を撮りたくて超初心者がカメラ始めてみた」も是非ご覧ください。

    キヤノンのエントリーモデルとしては、非常に使いやすいカメラです。

    撮影の条件は以下の通りです。

    撮影条件
  • 使用機種:EOS KISS M(Canon)
  • 画像サイズ:L(約2400万(6000×4000)画素)
  • 低速連写速度:最高約4.0コマ/秒
  • 高速連写速度:最高約10.0コマ/秒
  • この撮影条件で、いろいろな連写をして、撮影可能枚数をカウントしてみました。

    RAWデータも保存しましたが、キヤノン独自のフォーマットであるC-RAWを利用しています。

    一般的なRAWデータに比べ、画質の低下を抑えつつ、データ容量を抑えたものです。

    RAWデータの同時保存時には、高速連写速度が落ちました。

    検証結果

    SDカード比較

    検証結果は上記の通りです。

    やはりどの場合も高速カードの方で、撮影可能枚数は多くなりました。

    特に高速カードで低速連写した場合、終わりが見えず、500数十枚撮ったところで撮影をやめました。

    一方で、RAWデータを一緒に保存すると、撮影枚数は大差なくなりました。

    やはりRAWデータは保存容量が大幅に増え、高速転送のメリットが見えにくくなるようです。

    しかし、連写後に再度最大撮影可能数に戻るまでの時間に大きな違いがみられました。

    低速カードでは、最大枚数の撮影が再度可能になるまで約16秒かかりました。

    一方、高速カードでは約6秒で再撮影可能でした。

    これは非常に大きな差です。

    連写した後に16秒も待っていたら、撮りたいシーンを逃してしまいます。

    これはRAWデータの有無にかかわらず、撮影可能になる時間が短縮していました。

    ですので、SDカードを高速にすると、

    memo

    RAWデータなしの場合、連写枚数が増えるし、再度撮影できる時間が短縮する。
    RAWデータがあると、連写枚数はそこまで差はないが、再度撮影できる時間は同様に短縮できる。

    というメリットが見えてきました。

    kazunari
    kazunari

    この再撮影可能時間の差で、撮影時のストレスが全然違ってきます。

    まとめ

    今回の検証の結果、やはりSDカードの性能で、連写能力が大きく変わりました。

    特にRAWデータを保存しない場合、明らかな連写枚数の増加がありました。

    また、RAWデータを保存する場合でも、再度撮影が可能になる時間に大きな差がありました。

    正直ここまで差が出るとは思いませんでした。

    頻繁に連写を使う方は、ぜひSDカードの性能にこだわってください。

    価格に見合ったメリットがきっと得られますよ。

    この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

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