
エストのジェル洗顔はSNSでも人気となっていますが、デパコスでお値段が少し気になります。
そんな悩みを解決する代わりとなるアイテムが実はありました。

それが、このビオレ おうちdeエステ 肌をなめらかにするマッサージ洗顔ジェルです。
結論から言うと、エストとビオレのジェル洗顔は、配合成分が非常に似ていて、多くの方にとってビオレがエストの代わりとして十分になっています。
そこでこの記事では、「何が同じで、何が違うのか」「どんな人ならビオレで十分で、どんな人にはエストがおすすめなのか」を、元化粧品開発者が分かりやすく徹底解説します。
最後まで読めば、もう洗顔料選びで迷うことはなくなり、賢くお金を使って美肌を目指せるようになります。
エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュに関しては、
元化粧品開発者が成分解析とレビュー!エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュでも詳しく説明しています。
まずは基本情報をチェック!エストとビオレのスペック比較表

まずはそれぞれの基本的な情報を表で比較してみます。
単価で比較してみると、8倍くらいの差があるのが分かります。

思っていた以上に価格差がありました。
これでエストとビオレが同じだったら、ビオレへの置き換え効果は絶大ですね。

元化粧品開発者が解説!全成分を徹底比較

それでは、この記事のメインとなる成分比較をします。
元化粧品開発者の経験を基に、エストとビオレのパッケージに記載されている全成分表示を徹底的に読み解いていきます。
基本骨格はほとんど同じ

二つの洗顔ジェルの全成分表示を並べてみました。赤字が共通する成分です。
かなり同じ成分が配合されていることが分かりますし、少し細かく見るとその構成もかなり近いです。
どちらも水や保湿剤、増粘剤がベースになっていて、洗浄剤としてトロメタミンとそれ以外の界面活性剤が配合されている形になっています。
このトロメタミンが特に角栓ケアの重要な成分で、どちらにも共通する機能の秘密になっています。

どちらの洗顔ジェルもトロメタミンが表示の前方にあり、しっかりと配合されているので、角栓ケアを十分にできることが分かります。
このことから、基本的な性能として、エストとビオレはほとんど同じと言えます。

エストとビオレの価格差なりのちがい
基本骨格はほぼほぼ同じですが、高価格のエストなりのこだわりは見えてきます。
例えば、pH調整剤では、エストはアルギニン、ビオレは水酸化Kを使っています。
どちらもpHをアルカリにする作用がありますが、アミノ酸であるアルギニンはさらに保湿効果などもあります。
原料原価もアルギニンの方がかなり高いので、ここはしっかりとエストのこだわりが見えます。
また、エストにはヒバマタエキスやチューベロース多糖体など訴求成分も配合され、付加価値を高めています。

ただ、これらの訴求成分の効果はあまり期待できないので、イメージを良くするための成分くらいに思った方がよいです。
なので、
エストの方がいくつかこだわりが見られる成分構成をしていて、
ビオレはそれをシンプルにした、
といった感じになっています。
基本骨格はほぼほぼ一緒。
主役のトロメタミンもしっかり配合され、同じ洗浄効果が期待できる。

使用感をレビュー!使い心地の違いは?

成分だけでは分からない、実際の使用感のちがいもチェックしてみます。
見た目はほぼほぼ一緒です。

ただ、塗り伸ばしてみると、エストの方が濃厚で、ビオレの方が軽いテクスチャーになっています。

pH調整剤は増粘剤のテクスチャーにも影響を及ぼすので、アルギニンと水酸化Kの違いがしっかり出ていると思います。
また、使っていると香りの違いが結構あります。
もちろん香りの種類は違いますが、それ以上に香りの強さがかなり違います。
エストの方がかなりしっかりと香り、高級感があります。
一方で、ビオレはほんのり香るくらいで、かなりさっぱりしています。

洗いあがりは、どちらもさっぱりしながらもしっとり感も感じられ、メイン成分のトロメタミンがちゃんと活躍してくれています。

一番大事な洗浄効果は一緒ですね。
保湿感はかなり似ていますが、若干エストの方がしっとりする気がします。
全体的な使用感は似ていて、特に洗浄効果は近い。エストの方が若干高級感が感じられた。

結論:エストはビオレで置き換え可能!!

今回、全成分や使用感からエストとビオレ、それぞれの洗顔ジェルを比較してみました。
成分は非常に似ていますし、使用感もエストの方が高級感はありますが、洗浄効果はほぼ同じです。
そのため、ビオレの洗顔ジェルで十分にエストの代わりになる、と言えます。
エストの洗顔ジェルが気になるけど、価格が・・・という方は、ぜひビオレを試してみてください。
だいたい同じです!!

ただ、エストも独自の高級感があり、スキンケアに癒しや特別感を求める方には、とても合っていると思います。

価格や高級感、それぞれに良さがあるので、みなさんのニーズに合っている方を選んでいただくのが正解だと思います。

私はコスパ最優先なので、断然ビオレ派です。
今回の記事が、みなさんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。