今回は花王 キュレルのアイクリームの成分解析と使用レビューをします。

それが、こちらのキュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームです。
今回はこちらのアイクリームの実力を見てみたいと思います。
この記事でキュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの特徴が良く分かると思います。
最後までご覧ください。
キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームのキホン

まずは、簡単にキュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの特徴をお伝えします。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
- 分類:医薬部外品
- 発売日:2020年9月
- 内容量・価格:25g 3,080円

キュレルの多くのアイテムで有効成分が配合され、医薬部外品の分類になっているのが特徴のひとつです。
セラミドケアで目元を保湿

キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームは、肌のバリア機能に重要なセラミドのケアがウリになっています。
花王独自の疑似セラミドを配合し、皮膚の薄い目元やまぶたを長時間しっかり保湿します。
乾燥性敏感肌のための低刺激設計
キュレルは肌への刺激を抑える設計になっています。
具体的には以下の配慮がなされています。
- 弱酸性
- 無香料
- 無着色
- アルコールフリー
- アレルギーテスト済
- 乾燥性敏感肌の方のパッチテスト済

最後の乾燥性敏感肌の方によるパッチテスト済は、同じ悩みを持つ方にとって頼もしいですね。
使い方
キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームは、乳液やクリームの後に使用します。

目の下と上まぶたに3ヶ所ずつ分けておき、中指とくすり指でやさしく押さえるようになじませます。

キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの成分解析

では、キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの成分解析をしていきます。
以下が、全成分表示です。
有効成分:アラントイン その他の成分:水、流動イソパラフィン、濃グリセリン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ジメチコン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、POE・ジメチコン共重合体、架橋型ポリエーテル変性シリコーン混合物、ユーカリエキス、水溶性ショウキョウエキス(K)、パルミチン酸デキストリン、グリセリン脂肪酸エステル、セタノール、ステアロイルメチルタウリンNa、BG、POE水添ヒマシ油、コハク酸、水酸化ナトリウム液、安息香酸塩、フェノキシエタノール
こちらの情報を基に、特徴的な成分などをピックアップしたところ、以下の特徴がありました。
アラントインが肌の炎症を抑える

キュレルは医薬部外品なので、アラントインという有効成分が配合されています。
アラントインは炎症を抑える作用があり、肌荒れケアに効果がある医薬部外品でよく見られます。
有効成分として配合されているので、しっかりと効果のある量が配合されています。
そして、化粧品の皮膚への刺激を抑える作用もあるため、キュレルの様な乾燥性敏感肌に対しても有効な成分だと言えます。

実績も十分あるので、安全性に関して特に心配する必要はないと考えます。
刺激を抑えたり、肌荒れを予防するアラントインが有効成分として配合され、敏感肌向けに設計されている。
豊富な疑似セラミドでしっかりと目元をケア
キュレルシリーズの最大の特徴として、花王独自の疑似セラミドの配合が挙げられます。
セラミドは肌のバリア機能に無くてはならない大切な成分です。
ですが、化粧品成分としてのセラミドは原価が高く、配合も難しいので、なかなか気軽にセラミドケアは出来ません。
そんな課題をクリアしたのが、花王独自の疑似セラミドです。
疑似セラミドのおかげで、キュレルの価格帯でしっかりとセラミドケアができるようになっています。
疑似セラミドは、セラミドに似た構造を持った成分で、肌のバリア機能を高めてくれます。
全成分名称では、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドという名前です。
そしてこのアイクリームの中では、この疑似セラミドがかなり多く配合されているようです。

全成分表示でもオイルの中で、流動パラフィンの次に記載されていることから、配合量の多さが分かります。
そのため、しっかりと疑似セラミドによる保湿ケアが、できるようになっていると思います。

目の周りは表情ジワが多くでき、保湿ケアで皮膚の柔軟性を保つことがとても重要です。
このことから、疑似セラミドによる目の周りの保湿ケアは非常に有効だと言えます。
疑似セラミドの配合が最大のウリで、目の周りのケアにピッタリ!!
他のキュレルよりオイルを多く配合していて濃厚

このアイクリームでは、エモリエントオイルの流動パラフィンが多めに配合されています。
エモリエントオイルは肌の上でオイルの膜をつくり、肌から水が逃げていくのを防ぎます。
他のキュレルのアイテムでは、シリコーン系のオイルがメインで配合され、サラサラとしたテクスチャーが特徴的です。
エモリエントオイルが多く配合されることで、アイクリーム特有の濃厚さや保湿力を出しています。

目元をしっかりと保湿させたいという意図が伝わります。
エモリエントオイルが多く、アイクリーム独特のテクスチャーや保湿力を出している。
成分解析まとめ
キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの成分解析をした結果、以下の結論となりました。
キュレルがウリとしている有効成分や疑似セラミドはしっかりと配合しつつ、エモリエントオイルを多く配合することで、アイクリームの特徴が出ています。

乾燥が大敵な目元に対して、疑似セラミドとオイルによってしっかりと保湿ケアができる内容になっていると思います。

キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの使用感レビュー
では、実際に使ってみて使用感レビューしてみます。

外観はツヤのある柔らかなクリームな印象です。

ですが、塗り伸ばしてみるとぬーっとノビていき、思った以上にコクのある濃厚なテクスチャーでした。
香りは無香料ですが、他の成分の香りも抑えられており、不快な匂いはありません。

なじませていくと、厚みのある保湿膜の感触が出てきます。
それでいて、べたつきなどの不快な感触はしっかりと抑えられています。

シリコーン系の成分が適度に配合され、バランスの良い使用感になっています。

なじむと肌が上品なしっとり感に包まれます。
疑似セラミド由来と思われる密着感もしっかり出ているので、疑似セラミドがかなり多く配合されていると思われます。
他のキュレルのアイテムと比較しても、圧倒的に濃厚なテクスチャーになっていました。

“キュレル史上No.1のこっくり濃密な使い心地”という謳い文句通りでした。
この濃厚さが目元を乾燥から守り、しっかりと保湿してくれる感じがしました。
キュレル史上No.1の濃厚さで、しっかりと目元のケアをしてくれる。

総合評価

キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの成分解析と使用レビューをしてみました。
その結果をまとめます。
良い点と気になる点
・有効成分と疑似セラミドで、キュレルの良さが詰まっている。
・疑似セラミドとエモリエントオイルで、しっかりと目元の保湿ケアができる。
・濃厚なテクスチャーで守られている満足感。
良い点としては、有効成分のアラントインと疑似セラミドの配合で、乾燥性敏感肌の方にしっかりと対応できている点です。
また、疑似セラミドとエモリエントオイルの配合で、キュレルの他のアイテムと比べても保湿力が高く、目元のケアにピッタリです。
さらに、濃厚なテクスチャーが目元を包み込んでくれるので、使った時の満足感も高いです。
・他のキュレルと比べると、少しコスパが悪い。
このアイクリームはとても優秀なので、基本的に悪い点が見つかりません。
強いて言えば、他のキュレルのアイテムと比べると若干コスパは悪い印象です。
似たアイテムで比べてみると、キュレルの潤浸保湿 フェイスクリームは公式モールで40g 2,970円。
一方、このキュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームは、25g 3,080円となっています。
1gあたりで比較すると、フェイスクリームは、74.25円、アイクリームは123.2円となり、アイクリームはちょっと高めです。

ただ、アイクリームはそもそも目の周り用で使用量が少ないので、グラムあたりの価格が少し高くても、そこまで気にする必要はないです。
おすすめしたい方
これまでお伝えしたキュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームの特徴から、おススメしたい方は以下の通りです。
・保湿はしたいけど、べたつく感触が苦手な方。
有効成分のアラントインがしっかりと敏感肌に対応しているので、化粧品の相性が気になる方にもおススメしやすいです。
さらに、疑似セラミドがしっかりと配合されていて、保湿効果もバッチリです。
また、濃厚なテクスチャーで保湿力は十分ありながら、べたつき感は抑えられているので、使用感にこだわりのある方にもおススメです。
結論

まとめとして、キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリームは、
有効成分と疑似セラミドが主役の、使用感良好な濃厚アイクリーム
になっていると結論付けました。

疑似セラミドの保湿ケアは目の周りにうってつけなので、キュレルの中でも結構おススメ度高めのアイテムです。

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